出雲地方の5自治体からなる「神話の国 縁結び観光協会」主催による「第三回縁結び大賞」の授与式が15日、都内で行われ、今年度の大賞を受賞した恋愛観察バラエティー『あいのり』(フジテレビ系)のMCであるウエンツ瑛士が授与式に出席した。
「縁結び大賞」は、その年のもっとも勇気と喜びを与える"縁結び"にふさわしい話題を社会に提供した人・団体などに贈られる賞で、今年度『あいのり』が大賞を受賞した理由は「男女の恋愛のみならず、友情、成長、国際交流といったさまざまな"縁"を描き出した番組であることから」という。
この日、ウエンツは諸事情で20分ほど遅刻。待ちわびた大勢のファンからの大歓声が渦まく中、「僕も一視聴者として、いろんな国を見たとき、その国の事情、家族のあり方、悲惨な出来事などと出会うなかで、"縁"を知る。それを知った僕らはいろいろな人たちとの縁の大切さを感じますね」とウエンツは受賞の喜びを交えて語る。
同席した『あいのり』プロデューサーの西山仁紫氏は「今、40組がカップルになりました。次が41組目で、『よい(41)カップルです』(笑)。そのうち7組がすでに結婚している。もう少しで8組目のご報告ができるのでは」とコメント。さらに、番組が誕生した経緯にも触れ「当時は、トレンディードラマが全盛期でした。あるときドラマを見てて、役者さんがやらなくても普通の人が恋愛して、ドキュメント番組的に追っかけても面白いじゃないかと思ったんです。でも、普通に追いかけるのではなくて、閉鎖的な空間を番組側で作り、その空間に恋愛したい人たちを入れて、上から観察してみようと。それで『ラブ・ワゴン』が誕生したというわけです」と語った。
これまで男女の縁を結び続けてきた『あいのり』。では、ウエンツ自身の縁については「待つだけじゃなくて、"発信する縁"も必要かなと思うので、これからは実践していきたいですね。あ、でももう僕のことは聞かないでもらえますか。あまり分析されたくないので(笑)」とサラッとかわしながら、共演者の久本雅美と今田耕司に触れ「とにかく今田さん、久本さんのいい"ご縁"がない限り、僕は2人の先を行くことはできないですよ。特に今田さんは、あいのりが9年目に突入する中で、ず~っと彼女いないのに、僕の恋愛については色々と言ってくるんですよ! 自分はぜんぜん恋愛してないのに、人のことばっかり口だして(笑)」と、急に歯切れ良くなっていた。