空の安全な旅を支える「航空業界」。創業以来、世界でも有数の航空会社として発展を続けているのが「全日本空輸(ANA)」です。

今回はANAの「航空機エンジニアリング領域」に注目! 航空機のエンジニアというと「航空整備士」をイメージされる方が多いと思いますが、「航空整備士」以外にも、航空機整備の企画、計画、技術管理、品質管理など、様々な専門性をもった人財が、エアラインのオペレーションを支えるエンジニアとして、活躍しています。その仕事内容や魅力を実際に活躍する社員の声を交えてご紹介します。

 

ANAの航空機エンジニアリング領域とは

国内線・国際線合わせて106の空港に就航するANAグループ。運航便数は1日あたり約850便、1ヵ月あたり約450万人もの利用者を、安全・安心に目的地へと送り届けています。

また、12年連続で英国の格付機関SKYTRAX社による「World Airline Awards」にて、世界最高評価「5スター」を獲得。ANAが機内や空港で提供するサービスは、世界最高レベルであることが認められています。

日本を代表する航空会社として発展を続けるANA。その運航オペレーションの根幹となる「安全・あんしん・快適な航空機を、定時にお客様に提供すること」を役割としているのが、ANAの航空機エンジニアリング領域です。航空機エンジニアリング領域の仕事は、整備フロントライン(整備士)、整備企画・計画、技術管理、品質管理に分類されます。

・整備フロントライン(整備士)

運航オペレーションの最前線で運航可否の判断や不具合修復に対応する機体整備士、航空機から取り降ろされたエンジンやコンピュータを詳細に整備するエンジン・装備品整備士など、専門のスキルをもった整備士が自身の知見・経験を最大限発揮してオペレーションを支えます。

・整備企画・計画

ANAグループが保有するすべての航空機に対して、運航ダイヤと連動した整備計画を立案します。また航空機を整備するための体制構築(人員・整備設備・部品調達)も役割としており、まさに整備生産オペレーションの司令塔です。

・技術管理

運航中に発生する不具合に対する処置方針、再発防止策の立案など、運航オペレーションで発生する技術的課題に対して、技術的な判断を行います。また必要であれば航空機や部品メーカーと連携して「設計」にまでさかのぼって性能改善を検討し、よりお客様やエアラインにとって良い飛行機を創っていくことも行います。

・品質管理

航空法をはじめとして、様々な国内法・国際法の適用を受ける運航オペレーションの中で、ANAの整備体制が適切に基準に準拠しているかを確認します。また国内・国際的な基準を関連省庁・団体と共に創り上げていくことも行います。

 

ANAの航空機エンジニアリング領域で働くANAの社員にインタビュー

ANAグループの成長の一翼を担うグローバルスタッフ職。さまざまな仕事がある中、今回は、ANA整備センター 部品事業室 原動機整備部でマネージャ―として働く阿部祐子さん(2009年入社・インタビュー時点)の声をご紹介します。

阿部さんの現在の主な業務は、「航空機の心臓とも言われるエンジンについて、その整備作業中に発見された不具合に対する是正処置の方針を検討すること」。過酷な環境下で運用される航空機エンジンの整備作業では、メーカーのメンテナンスマニュアルに定められていない事象がしばしば発生するそう。その都度、阿部さんはエンジンメーカーと英語でコミュニケーションを取りながら、技術方針の調整を行うのです。

整備の納期が定められている中で、是正処置の方針を決定しなければならないというプレッシャーはあるものの、「自身のアクションが、ANAのエンジン整備の完成を左右するという成果に直結することにやりがいを感じる」と阿部さんは語ります。

航空機エンジン分野のスペシャリスト、そして組織のマネジメントも担う阿部さんですが、家に帰れば1児のママ。ANAグループの従業員家族が通える企業主導型保育園を利用し、子どもが0歳のときからフルタイムで勤務を続けているのだとか。こうした働きやすい環境が整っていたからこそ「管理職に挑戦してみよう!」という気持ちも沸いたと、阿部さんは語ります。

社員一人ひとりに寄り添う福利厚生制度の充実に取り組んでいるANA。育児だけでなく、介護、自身の病気など、さまざまなライフイベントに応じ時短勤務・短日数勤務・時差出勤・リモートワークなども可能になっています。阿部さんが所属する部署でも、社員がアイディアを出し合って、生産性を維持しながら誰もが働きやすい職場にするにはどうしたらよいか、日々模索しているそうです。

阿部さんのフルインタビューと、働く様子を追ったショートムービーは、ANAのホームページにて公開中です。サイトでは、その他にもANAで活躍する多くの人のインタビューも掲載。ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

阿部さんのフルインタビュー記事はこちら

ショートムービーはこちら(※4月公開予定)

 

ANAの未来と安全な空の旅を一緒に創っていきませんか

ANAグループでは、創立70周年を記念し、経営ビジョンを「ワクワクで満たされる世界を」に刷新しました。「空からはじまる多様なつながりを創り、社員・お客様・社会の可能性を広げて」をキーワードに、空の旅はもちろん、非航空事業でもワクワクする未来に向けて歩みを進めています。

このビジョンの実現に向け、今回ご紹介したグローバルスタッフ職をはじめ、ANAグループでは年齢、性別、国籍などキャリアの垣根を超えた人材が多様な働き方で活躍しています。エアライン事業を中核に発展を続けるANAグループに興味がある方は、ぜひANAのリクルートページをチェックしてみてください。

ANAのリクルートページはこちら