高山本線を走るL特急「(ワイドビュー)ひだ」

キハ85系7両編成で高山・富山方面へ向かうL特急「(ワイドビュー)ひだ」。かつてJRの特急といえば、「L特急」を名乗る列車が数多く存在したが、いまや「L特急」は5列車を残すのみ。「ひだ」はその中でも唯一の気動車特急となった。同列車も大阪駅発着の列車が1往復設定されており、岐阜駅からは名古屋駅発着の「ひだ」に併結される。

車両情報

JR東海 キハ85系

基本情報

キハ85系はJR東海の発足後、最初に開発された特急用車両。高山本線を走る特急「ひだ」のスピードアップとサービス向上を目的に製造され、大出力エンジンを採用して営業最高速度を時速120kmとし、車体は軽量ステンレス構造(先頭部鋼製)となった。先頭車は非貫通型・貫通型の2つの形状があり、増結も可能となっている。

ハイデッカーと大型窓により、車内から景色を楽しめるのも特徴とされており、JR東海における"ワイドビュー"特急の先駆けとなった。キハ85系は現在、L特急「(ワイドビュー)ひだ」や特急「(ワイドビュー)南紀」などで活躍している。