現在の東海道・山陽新幹線で"フラッグシップ"として活躍中のN700系「のぞみ」。グリーン車の全席と、普通車の最前列および窓側の席にはコンセントも備えられ、出張などで乗車するビジネスマンにとっても便利な列車だ。来年2月には、N700系をさらに進化させた新型車両、N700Aがデビューする。
列車情報
新幹線 N700系
基本情報
東海道・山陽新幹線「のぞみ」に使用される編成はJR東海とJR西日本の共同開発で2007年7月にデビュー。高性能の700系をベースに、高速性、快適性、環境性、省エネルギー性などにおいてグレードアップが図られた。空気抵抗や乗り心地、省エネを考慮した「エアロダブルウイング」と呼ばれる先頭形状が特徴となっている。
2012年3月17日のダイヤ改正以降、定期列車の「のぞみ」はすべてN700系で運転されている。営業最高速度は東海道新幹線が270km/h、山陽新幹線が300km/h。下り「のぞみ1号」は東京~博多間を4時間55分で結ぶ。なお、N700系は「のぞみ」などに使用される16両編成のほか、山陽・九州新幹線で使用される8両編成も存在する。