仰向けになり膝を曲げて両足を浮かす

「ウエストを引き締める」といっても、おなかのどの部分を特に引き締めたいかでトレーニング方法は変わるもの。今回は前側の腹筋のみならず、わき腹にも効くウエストシェイプ「ロシアンツイスト」を紹介。

バランスの取れた腹筋を!

まず仰向けになり、膝を90度になるようにして両足を浮かす。そこからゆっくり両足を左右に倒し、またゆっくりと正面に戻す。

ポイントは、股関節が90度になった状態で倒すこと。股関節が伸びていたり逆に曲げすぎていたりすると、しっかり腹筋に負荷をかけることができず、ウエストシェイプにつなげることができない。また、足を左右に倒した際、倒した方の反対側の肩が浮かないように注意しよう。実際に肩が浮いた状態とそうでない状態とでやってみると、腹筋にかかる負荷の違いを実感できるはずだ。

股関節が伸びている(左)のはNG。股関節は90度のままを保つ(右)

膝の間にクッションなどを挟めば負荷がアップ!

目安は左右1回ずつを10セット。息を吸いながら足を下ろし、戻す時は息を吐く。負荷を高めたい時は、膝の間にクッションやバスタオルを挟んでみよう。

通常、腹筋としてイメージするであろう上体起こしは、首を痛めてしまう場合があるが、この腹筋であれば首を痛めずに済み、また、脇腹も同時に刺激できる。いつも同じ腹筋をしているという人は、バランスのいい腹筋作りのためにも、違う腹筋にも挑戦してみるといいだろう。

監修者プロフィール : 高木 剛志(たかぎ たけし)

“ファンクショナル・トレーニング”の専門ジム「REAL FIT(リアル フィット)」のコーチ。ファンクショナル・トレーニングとは、マシンを使った「筋肉トレーニング」ではなく、「動きのトレーニング」に着目。単に痩せるだけでなく、バランスのとれた美しい身体を作るトレーニングとして、全米で確立されている。

同ジムでは日本人に合わせた形で、短期間・短時間で効果を高めるトレーニングをサポート。ファンクショナル・トレーニングで身体を作るクラスの他に、有酸素運動と筋力トレーニングを折り混ぜた高強度サーキット・トレーニングクラスなども設定しており、“大人の部活”感覚で楽しめる。横浜店、高田馬場店に続き、10月19日には東京オペラシティ初台店がオープンする。

「REAL FIT(リアル フィット)」