いよいよプロ野球開幕! ということで、今回は持っているだけで野球の応援にも熱が入るクレジットカードを紹介する。

■中日ドラゴンズ「UCSドラゴンズカード」

中日ドラゴンズ「UCSドラゴンズカード」

ドアラの券面もかわいい「UCSドラゴンズカード」は、中日ドラゴンズの毎月の勝利数に応じてポイントを加算。1勝につき4ポイント(=4円相当)で、対象となる試合はレギュラーシーズン、クライマックスシリーズ、日本シリーズとなる。

通常のショッピング利用では、月合計200円につき1ポイント。アピタ・ユーホームで毎月19・20日に5%オフ、ピアゴで毎週金曜日に5%オフなどの特典もある。貯まったポイントはギフトカードなどへ交換できるほか、ドラゴンズグッズへの交換も選択できる。1,000ポイントでは「ドアラマフラータオル」、2,000ポイントでは「ドアラ直筆サイン入り保冷バッグ」、3,000ポイントでは「ドアラタオルポンチョ」、1万ポイントまで貯めれば「選手直筆サイン入りレプリカユニフォーム」も手に入る。

さらに、先着または抽選で、ナゴヤドームでの公式戦を対象とした観戦チケットにも交換できる。6,000ポイントでは各日15組30名先着でドアラとの撮影会付きパノラマAシート、7,000ポイントでは各日抽選で1組2名に1塁側エメラルドシート(土日の巨人戦は9,000ポイント)、9,000ポイントでは各日抽選で1組2名に料理付きのアリーナビュー・レストランカウンターシート(土日の巨人戦は1万1,000ポイント)の3コースを選択可。いずれも1,000ポイント以上あれば応募でき、足りないポイント分をカード払いすることもできる。

「UCSドラゴンズカード」の年会費は300円。年間75勝すれば勝利ポイントで実質無料となるが、昨年は62勝だったので、今年は優勝争いしてくれることを期待しよう。なお、追加年会費3,240円で、年間4枚の公式戦チケット(通常2,600円のパノラマA席)がもらえるなどの特典を受けられる「UCSドラゴンズプレミアム」のオプションサービスもある。

■北海道日本ハムファイターズ「H.N.F.Card」

北海道日本ハムファイターズ「H.N.F.Card」

続いては3月1日に募集開始されたばかりの「H.N.F.Card」。こちらは北海道日本ハムファイターズの交流戦の順位によって8月のクレジット利用、リーグ戦の順位によって12月のクレジット利用に対するポイント付与率がアップ。通常は月合計1,000円利用につき5ポイントだが、どちらも1位になれば対象月のポイント付与率が1.5倍、2・3位なら1.3倍となる。

貯まったポイントは500ポイント=500円分の「ファイターズクーポン」か、500ポイント=300円分の「Jデポ」に交換可。「ファイターズクーポン」は札幌ドームの当日券・前売券売場(ファイターズ主催試合開催日のみ)、札幌ドーム内指定店舗、ファイターズオフィシャルショップ「オン・デック」「クラブハウス」で利用でき、「Jデポ」はクレジット利用代金に充当できる制度となっている。

カードの年会費は1350円で、初年度無料。年5回以上ショッピング利用すれば、次年度も無料となる。なお、入会特典として、もれなく2,000円分のファイターズクーポンまたは1,000円分のJデポをプレゼント。さらにカード到着後3カ月以内に5万円以上利用した場合は2,000円分、7万円以上では3,000円分、10万円以上では5,000円分のJデポのプレゼントもある。

■読売巨人軍「GIANTS CLUB G-Po JCBカード」

読売巨人軍「GIANTS CLUB G-Po JCBカード」

最後は読売巨人軍(ジャイアンツ)の「GIANTS CLUB G-Po JCBカード」。ジャイアンツには「CLUB G-Po」という公式ファンクラブがあり、1軍公式戦への来場やチームの勝敗、選手の活躍に応じてG-Poポイントが貯まる制度があるが、同カードを持つとG-Poポイントがより貯まりやすくなる。

通常10 G-Poの来場ポイントは2倍の20 G-Poとなり、ボーナスポイントとしてシーズン初来場時には50 G-Po、年間10万円以上のクレジット利用で翌シーズンには50 G-Poをプレゼント。また、クレジット利用時にはジェーシービーのOki Dokiポイントが月合計1,000円につき1ポイント貯まり、200ポイント以上100ポイント単位で1ポイント→1G-Poとして交換できる(ゴールドカードは1ポイント→2G-Po)。

G-Poポイントは100 G-Poから非売品のジャイアンツグッズに交換可能で、本カード会員限定の交換アイテムとして、グラウンド体験ツアーやファンフェスタ招待券も用意されている(ともに先着で数量限定)。また、Oki Dokiポイントもイベント参加券付きの公式戦観戦チケット、選手直筆サイン入りのユニホーム、バット、ボールセット、グラブにも交換できる。

一般カードの年会費は1,620円、ゴールドカードは1万800円だが、どちらも初年度無料となるキャンペーンを実施中。このほかにもカードの特典として、ジャイアンツ球場でのイースタン・リーグ主催試合の観戦が無料となり、東京ドームホテル、よみうりランド、野球殿堂博物館などでも割引を受けられる。

好きなチームが勝って、ポイントも貯まれば、野球を見る楽しみも倍増すること間違いナシ。今回は3枚のカードを紹介したが、ほかにも阪神タイガースには「阪神タイガースSTACIA PiTaPa JCBカード」があり、ソフトバンクホークスは「クラブホークスエポスカード」「クラブホークスジャックスカード」「クラブホークスOMCカード」の3種類を発行。ドラゴンズには「ドラゴンズファンカード」、ファイターズには「北海道日本ハムファイターズ ファンクラブJACCSカード」という種類の異なるカードもある。また、ジェーシービーからはセ・リーグ各球団のロゴデザインが選べる「JCBセントラルリーグオフィシャルカード」も発行されている。野球ファンはチェックしてみよう。

公式サイトは以下の通り。

UCSドラゴンズカード

H.N.F.Card

GIANTS CLUB G-Po JCBカード

(※クレジットカードの用語などは以下を参照)

『シーンで選ぶクレジットカード活用術 (1) 最低限知っておいてほしい基礎知識』

※本記事で紹介したサービス内容は、消費税率8%を前提とした更新日時点の情報です。また、各サービスには一部対象外となるケースがあります。ご利用の際は公式サイトなどで最新の情報をご確認ください。
<著者プロフィール>

タナカヒロシ(ライター・編集者)

普段は音楽やエンタメ関係の仕事が多いが、過去に勤めていた会社の都合でクレジットカード本を作ったことをきっかけに、クレジットカード、電子マネー、ポイントなどに詳しくなる。以降、定期的にクレジットカードのムック本を編集・執筆。3月7日発売の『最強クレジットカードガイド2016 本当にトクするカードの選び方・使い方=写真=』(角川マガジンズ)では、編集統括および記事の大部分を執筆している。