【コラム】
2012年6月にツインバード工業から発売された、LEDシーリングライト「CE-7000W」をご存じだろうか。マイナビニュースでも取り上げられているので、何となく知っているという方もいるかもしれない。CE-7000Wは7,000lmという、とんでもなく高い定格光束を誇る。日本国内で販売されているLEDシーリングライトとしては、2012年5月時点で最も明るい製品だ。
このLEDシーリングライトの発表時に、気になった点が1つある。それは、CE-7000Wの適用畳数クラスが14畳とされていた点だ。照明器具の明るさと適用畳数クラスの関係は、「日本照明器具工業会ガイド121-2011 住宅用カタログにおける適用畳数表示基準」(以下「ガイド121」)に書かれている。その中には、もちろんLED照明の明るさと適用畳数についても記述されており、適用畳数クラスが14畳なのは、定格光束が5,100lm以上6,100lm未満のLED照明となっている。CE-7000Wは明らかに14畳用のLED照明よりも高い定格光束を持っているのだが、それでも適用畳数クラスは14畳なのだ。
CE-7000Wの発表時、筆者はガイド121の実物を持っていたわけではない。各社のニュースリリースなどで度々引用されているので、その数値を知っていただけだ。で、この疑問を解決するために、ガイド121を日本照明器具工業会から取り寄せることにした。
ガイド121はA4判・8ページの紙ベースの資料で、注文すると、何と宅配便で送られてくる。冊子自体は税込みで210円なのだが、送料や振込手数料などがその何倍もかかることになる。
まあ、それは置いておくとして、届いたガイド121を見てみると、LED照明の適用畳数クラスは、14畳までしか規定されていない。つまり、6,100lm以上の定格光束を持つLED照明に関しては、何畳用と表記する明確な基準が存在していないことになる。
その理由も書かれている。簡単にいうと、場所によって明るさにムラが出るため、あまりに広い部屋を1台の照明器具で照らすのは勧められない。ガイド121では、その境界を14畳としており、それ以上の広さの部屋では、多灯での照明を推奨しているというわけだ。
もちろん推奨されているとはいっても、それは部屋の照明設計の話だ。我々エンドユーザーが何かしなければならないというわけではないし、できることはあまりない。新築やリフォームの際に、知っておいたほうが多少は良いといった程度だ。
照明の設計について興味がある方は、パナソニックのWebサイトにある「照明設計資料」の「住宅の照明」ページが参考になるだろう。
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