クリエイターのみならず、携帯でのアクセス方法なども整備され、一般ユーザーへも急速に普及の兆しを見せている「Twitter」。140字という文字数制限から「つぶやき」や「ミニブログ」とも表される、その仕組みについてはすでにご存じの方も多いだろう。今回は、そんなTwitterをより効率的かつ積極的に活用するためのiPhoneアプリを取り上げてみたい。

「Twitter」は、多くの芸能人や企業などもアカウントを設けるなど、個人だけでなくマーケティングの面からも注目される人気のミニブログ・サービス

Twitterの基本的なシステムは、"Tweet"と呼ばれる140字のテキストをユーザーが、順次入力していくだけと非常にシンプルなもの。ただし、現在では、そのTweetにリンクとして関連づけした、写真やビデオ、オーディオデータなども投稿できる副次的なサービスも派生している。それらTweetの投稿から、各種メディアファイルのアップロード、リンクURLの短縮などの複雑化した手順を、シンプルかつ一手に取り扱うことができるのがTwitter専用のクライアントアプリだ。皆さんも、本コラムを参考にぜひお気に入りのTwitterクライアントアプリを見つけてみよう。

多機能系Twitterクライアントアプリ

iPhoneで人気の多機能系Twitterクライアントアプリといえば、「Tweetie 2」(350円)、「Echofon Pro」(600円)だろう。様々なアプリが乱立するiPhoneにおいてTwitterクライアント界の2大巨頭ともいえる両アプリを常用するユーザーは少なくないはず。両アプリ共に、非常に洗練されたユーザーインタフェースと、豊富な機能を備えており、Twitterおよび関連サービスを十分に活用するには欠かせないアイテムとなっている。これらのアプリでは、「タイムライン」、「メンション」、「ダイレクトメッセージ」のみならず、「検索」、「お気に入り」、「ReTweet」、「リスト」などのテキスト情報も直感的に管理、閲覧できる。さらに、真価を発揮するのがTweetの投稿時だ。写真やビデオの投稿および短縮リンク作成、iPhoneのGPSを使ったジオタグ情報の送信、さらには「Instapaper」、「Read It Later」などのサービスとの連携までを、わずか数タップで行える利便性は、あなたのTwitterライフをきっと変えてくれるはずだ。

Tweetie 2

本アプリは、Tweetの入力時にカメラ、フォトライブラリ、ジオタグ、ハッシュタグ、短縮URLなどの各種機能をグラフィカルに表示することができ、操作しやすい。また、タイムラインの先頭部分を下方向にフリックすると情報更新が行われるもの便利。Mac用Twitterクライアント「Tweetie for Mac」もリリースされている

Echofon Pro

本アプリは、Twitterの新機能「リスト」にも下部メニューからダイレクトにアクセス可能。プッシュ通知に対応しており、自分宛の@やDMのTweetを知らせしてくれる。さらにMac用Twitterクライアント「Echofon for Mac」との未読・既読情報のシンクなど独自の機能も大きな魅力のひとつ

応用系Twitterクライアントアプリ

また、iPodやGPS、内蔵マイクなど、iPhoneならではの特長や機能を生かし、新たなTwitterの活用方法を提案する応用系Twitterクライアントアプリも多数リリースされている。

クリエイターの皆さんは、iPhone/iPod touchで音楽を聴きながら作業を行う場合も多いだろう。そんなとき、現在iPodで聞いている楽曲を簡単にTweetできるのが、「TweetMusic」(115円)だ。本アプリでは、単純な楽曲名のテキストに加えて、iTunesリンクやYouTubeリンクなども自動作成し、同時に投稿することができる。自分の聴いている曲が、Tweetされた曲と偶然に重なったりするだけでも、モチベーションが少し上がったりするのが面白い。最近の作業環境にマンネリを感じている人は、ぜひお試しいただきたいアプリだ。

本アプリは、グラフィカルなユーザーインタフェースとスムースな動作が心地よい音楽&Twitterに特化したアプリ。iPodライブラリの再生をはじめ、Tweetの投稿、楽曲の選択、投稿内容の設定などが行える

「TweetMe」

「TweetMe」は、話題の音声認識機能を備えたTwitterクライアントアプリ。iPhoneの内蔵マイクなどを使って、言葉を実際につぶやくだけで、Twitterの投稿用テキストを作成できる。Twitterクライアントとして必要な機能も網羅しつつ、日本語音声に対応した高い解析精度を持つ音声認識機能を、無料で体験できるのが非常に嬉しい。声のみでテキスト入力でき、クリエイティブな作業中にふとつぶやくなどの用途にも重宝する。ただし、音声認識サーバに接続するための、インターネット環境が必須となる点にはご注意を。

「pinprick」

最後に紹介するのが、iPhoneに内蔵されたGPSを利用し、利用者の位置情報を素早くTweetできる無料のTwitterクライアントアプリ「pinprick」。本アプリでは、位置情報に加えて、移動方法やその速度と方向も合わせて1タップで入力できるので、自転車、自動車、徒歩などの移動中のTweetにも最適となっている。タイマーによる定期投稿も対応しており、移動箇所を時間と共にTwitterにログとして残し共有するという、新たな楽しみも提供してくれる。



このように写真やビデオを撮影するだけでなく、その場でアップロードしTweetすることのできるiPhoneは、まさにTwitterサービスとの相性は抜群といえる。ユーザーの多種多様なニーズにもスムースに対応してくれる専用クライアントアプリとiPhoneを使って、さらに効率的な情報収集や自分の作品のプロモーションなどにTwitterを活用してみてはいかがだろうか。