PCゲームを買うときにいまや避けては通れないのが、「Steam」「Origin」「Blizzard Battle.net」といった配信プラットフォームだ。ただ、日本語のページがあるとはいえ、海外のメーカーやユーザーが中心なので、これからPCゲームをはじめたいという人にとってはハードルの高さを感じてしまうかもしれない。今回はそんな人のために、それぞれのプラットフォームについて使い方を紹介したい。まずはSteamから。
幅広いラインナップと頻繁なセールがウリ
Steamは、Valeが運営している配信プラットフォームで、PCゲーマーにとっては最もポピュラーなサービスといっていいだろう。多くのゲームメーカーがタイトルをそろえており、「Call of Duty」シリーズや、「The Elder Scrolls V: Skyrim」といった"洋ゲー"好きなら一度は耳にしたことくらいはある有名タイトルがラインナップされている。
インディーズゲームや開発中のタイトル、いわゆるアーリーアクセス版のゲームも豊富にある点も特徴で、現在人気のオンラインバトルロワイヤルシューティング「PUBG」こと「PLAYERUNKNOWN'S BATTLEGROUNDS」も、アーリーアクセス版としてSteamで販売されている(国内ではDMMゲームズでも販売中)作品だ。
最近では「NieR:Automata」や「Dead or Alive 5」「ダンガンロンパ」「英雄伝説 閃の軌跡」シリーズ、「三國志」シリーズなど日本のゲームメーカーも積極的にタイトルを配信するようになっている。先日も「東方Project」がSteamへの参入を発表したばかりだ。
Steamは頻繁に割引セールを行なうことでも有名だ。50%引きに留まらず、70~90%引きといったタイトルもあり、1,000円以下で有名タイトルが手に入ることもある。古いゲームだとシリーズモノを格安のパック販売を行なうといったこともあるので、アカウントを作成したらこまめに覗くことをオススメしたい。
Steamでは、理由の如何を問わず、基本的に購入2週間以内でプレイ時間が2時間未満であれば、ほとんどのソフトにおいて返金を申請できる。少しプレイしたが好みではなかった、自分のPCではスムーズに動かなかったといった場合に助かるシステムも備えている。
異なるPC間でのセーブデータ共有など便利な機能も
Steamはゲームの購入意外にもさまざまな機能が利用できる。例えば「Steamクラウド」では、対応するゲームであれば、ゲームの設定やセーブデータなどをクラウドにアップしてくれ、違うPCでプレイする場合もダウンロードが終了すればすぐに同じ状況で遊ぶことができるようになる。
フレンド機能では、友人のIDをフレンドとして登録すると、メッセージの送受信やボイスチャット機能が使えるようになるほか、マルチプレイに対応しているゲームならフレンドのゲームに参加したりといったことが可能だ。