食事シーンで遭遇する"クチャラー"の正体 ‐ 原因と治し方を歯科医が解説 (1) 口を閉じて噛めていますか? | マイナビニュース

【レポート】

食事シーンで遭遇する"クチャラー"の正体 ‐ 原因と治し方を歯科医が解説

1 口を閉じて噛めていますか?

能美陽子
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食事中の"クチャクチャ音"の原因は?

"クチャラー"という言葉をご存じでしょうか? 食事中にクチャクチャと音を立てて食べる習慣がある方たちへの俗語として呼ばれるようになったそうです。

幼少期に「下品だから、音を立てて食べたり飲んだりしてはいけませんよ」と親に言われた記憶がある方も多いかと思います。食事のマナーにおいて、他人に不快感を与えないように配慮するのは躾(しつけ)の一つとして必要なことでしょう。

ただ、わかっていてもできない方がいらっしゃいます。ここでは、無意識に音を立てて食べる習慣がついている方や、周りにいるクチャラーさんに困っている方へ、少しでもお役に立てるお話ができればと思います。

咀嚼音の原因

食べ物を噛(か)み砕くときに発生する音のことを「咀嚼(そしゃく)音」と言います。咀嚼音が気になる原因として、次の3つが考えられます。

1.噛み合わせ
前歯が出ている方や下の歯が出ている方は、咀嚼時に唇が閉じられずに開いてしまう方が多く、食事中に咀嚼音が漏れやすくなってしまいます。

2.口呼吸
鼻炎などで鼻が詰まっていて鼻呼吸がしづらい方は、口呼吸になってしまいます。また、「口輪筋」と呼ばれる口周りの筋肉の力が弱く、普段から口呼吸になってしまう方も。この場合も同じように鼻呼吸がしづらいため、食事中も食べながら呼吸を行わざるを得なくなり、その結果、口を開けて食事をする傾向にあります。

また、幼少期からの長期にわたる指吸癖などが原因で舌の位置が低くなってしまっている方や、舌の付け根のヒダが短いために舌の動きが制限されてしまっている方などは、舌の動かし方が前後運動になる傾向にあり、咀嚼音が出やすいとも言われています。

3.食べ方
3つ目は、幼少期からの癖で、口を開けながら食べる習慣が残ってしまっているケースです。奥歯で噛まずに前歯で噛もうとする方や、一度に多くの食べ物を口に入れて食事をしようとする方は、どうしても音が出ることに対しての"慣れ"があり、他人から指摘を受けないと、なかなか改善しようという意識には至らないことも多いでしょう。

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目次
(1) 口を閉じて噛めていますか?
(2) 咀嚼音を改善する3つのアプローチ
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