内装はまさに少女マンガの世界観

おもちゃメーカーとしておなじみのバンダイ。24日、同社は初めて女性向けの商品を取り揃えた直営店、「オトナ女子美日和」を東京駅の地下にある東京駅一番街・東京キャラクターストリート内にオープンさせた。どちらかというと戦隊モノなど男性向けのイメージが強い同社がなぜ今、女子なのか。

ショップ限定のハンドクリーム:大ケース(1620円税込)とリップクリーム:小ケース(756円税込)、15キャラクター41種類ある

ターゲットは、20~30代の女性。同社は「オトナ女子」と呼んでいる。コンセプトは「美・おしゃれ・かわいい」で、「美少女戦士セーラームーン」や「あらいぐまラスカル」「ほのぼの」「ハローキティ」をはじめとしたサンリオキャラクターなど、彼女たちに人気のキャラクターコスメ、ファッション、雑貨を中心にセレクトした商品200点が並ぶ。

女子が好きな限定品が高品質

注目すべきは、限定品の多さ。現在は200点商品があるが、およそ6割がここだけで取り扱っているものになる。たとえば目玉商品のハンドクリームとリップクリーム。15キャラクター41種類のパッケージとなっているが、ただキャラクターのパッケージをつけたというものではない。

実は同社は、コスメプロジェクト・クレアボーテで2007年から販売している「ベルサイユのばら」のアイライナーが、2012年に口コミサイト@cosmeの「ベストコスメ大賞」に殿堂入りするなど、品質にも定評がある。メジャーな化粧品メーカーと同じOEMメーカーで作るなど、大人が納得する化粧品作りは同社が自信を持っているところ。ハンドクリームとリップバームについても、無着色無香料というこだわりだ。

セーラームーンのタブレットケース(500円税抜)

客層は、東京駅という土地柄、丸の内で働く女性。そして観光需要もある。そういったことから価格帯は今のところ300円から1万円、平均価格が1500円から2000円と手に取りやすい価格を意識している。