この連載では、ガジェット愛にあふれたライター・ジャイアン鈴木氏が足の向くまま気の向くままに、琴線に触れたガジェットをレビューしていきます。

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世の快楽をランク付けすると「耳かき」は五本の指に入ると確信しているジャイアン鈴木です。できれば奥様や母上様に耳かきしてもらうのがサイコーですが、耳がムズかゆくなったとき一緒にいてくれるとは限りません。

そこで今回オススメしたいのが、「耳かす」を一片残らず除去することが可能な究極のUSB耳かき「イヤスコープwindowsMARKII」です。なお、開発元のコデンには「凄い耳かき」という同種の製品もあります。直球ネーミングセンス、大好物です!

コデン「イヤスコープwindowsMARKII」、希望小売価格1万6800円。製品企画者はガンダム世代?

本製品は、パソコンのディスプレーで自分の耳の中を見ながら耳掃除が可能な内視鏡付き耳かきです。工業用ハンディスコープなども手がけるコデンが開発、販売しています。イメージセンサーの解像度は1万3000画素。照度調整機能を備えており、耳の中の映像を明るく撮影可能です。

銀色の筒の先がカメラ部分。周囲の円形部分が白く光ります。その先の黒いパーツは取り外し可能な極細耳かきです

本製品には、本体、極細耳かき×1、粘着式耳かき棒×20、アプリケーションCD-ROM、説明書、保証書が同梱されています。対応OSはWindows 10/8.1/8/7。残念ながらMacには対応していません。MacユーザーはいますぐBootCampでWindows 10をインストールしましょう。

説明書の最終ページが保証書を兼ねています。アプリケーションCD-ROMが同梱されていますが、最新アプリケーションは製品公式サイトからもダウンロード可能。光学式ドライブがなくてもセットアップできます

セットアップは、アプリケーションのインストール、「イヤスコープwindowsMARKII」の装着……だけでOK。あとは専用アプリケーション「CodenES.exe」を起動すれば、すぐに使い始められます。ほかに細かな設定は必要ありません。

今回はアプリケーションCD-ROMからインストールします。接続先はSurface Pro 4です

CD-ROM内の「Coden EarScope setup.exe」を実行すれば、アプリケーションプログラムと、ハードをWindows PCに認識させるためのドライバーが一緒にインストールされます

アプリケーションインストール後、「イヤスコープwindowsMARKII」のUSBケーブルをPCのUSB端子に挿入します。ちなみにオス端子はしっかりと樹脂製カバーで保護されていました。丁寧に梱包されていて好印象です

カバーはスライド式。下に回すと持ち手になります

専用アプリケーションを起動すると、すぐにカメラの映像が映し出されます。ウインドーサイズ(正確にはメニューを除いた黒いスペース)は640×480ドット、800×600ドット、1,280×720ドットに変更可能ですが、任意のサイズに拡大したり、フル画面表示に設定することはできません