ロジクールは7日、「ロジクールG」ブランドの新型マウス「ロジクール プロフェッショナルグレード ワイヤード/ワイヤレス ゲーミングマウス」(G900)タッチ&トライイベントを開催した。

タッチ&トライイベント会場はロジクール社内の会議室。合計10台のゲーミングPC(G-Tuneブランド)が並ぶ

G900こと「ロジクール プロフェッショナルグレード ワイヤード/ワイヤレス ゲーミングマウス」

発売前の製品について、ユーザー参加型のタッチ&トライイベントを開催するのは同社初の試み。イベントでは、「ワイヤレスゲーミングマウスの史上最高傑作」をうたうG900の特徴や、プロのe-Sports選手による試用感などが語られた。

「ワイヤレスゲーミングマウスの常識を覆す史上最高傑作」と堂々の紹介

ロジクールの古澤明仁氏

G900は、107gの超軽量設計を実現した、両手利き設計のゲーミングマウス。発売は4月14日。税別の直販価格が21,130円という超ハイエンドマウスだ。仕様詳細はニュース記事に譲るが、「遅延、干渉」「バッテリ」「重量」という、ワイヤレスマウスが持つ3つの課題をひとつひとつ解決していった製品だという。同社製品は全国約1,500以上の家電量販店で取り扱われているが、このG900に関しては厳選した約100店舗で展示する。

ロジクールの古澤明仁氏は、G900は「有線マウスよりも速い」と自信満々で紹介。他社製マウスと反応速度やセンサー精度、無線環境下での精度を比較した実験結果を披露し、G900が高いパフォーマンスをみせたとした。

R社(Razerと思われる)、S社(SteelSeriesと思われる)製マウスと比較。反応速度が有線マウスより高いほか、BluetoothやWi-Fi機器などを同時使用した環境でも最も影響が少なく、バッテリは15gだが約24時間(LED点灯時)持つという。フル充電までの時間は約1時間半

フォルムは極限までパーツをそぎ落とし107gの超軽量に。クリックボタンのスイッチ角度を調節し摩耗やミスクリックを軽減し、センサーはロジクールGシリーズで採用されている光学センサーPMW3366を採用する。

構成パーツを限界まで削減・小型化した

センサーはロジクールGシリーズの光学センサーPMW3366

クリックボタンのスイッチ角度や支点の機構が調節されている

イベントにゲストとして登場した、ロジクールGのブランドアンバサダー・StanSmith氏は、事前に3カ月ほどG900を試用。「ワイヤレスには懐疑的だったが、ヘッドセットやキーボードなどケーブルが多いゲーム環境で、ケーブルがないメリットは大きい」と選手目線でポイントを紹介した。マウス選びは「まず性能」。「使いにくい形状は、人のほうが慣れる」(StanSmith氏)。

同じくゲストのDetonatioN Gaming所属(DetonatioN Requish)のMelofovia選手、tara選手は、両者とも「FPSゲームはワイヤードでプレイする」という"暗黙の了解"があったとのこと(参加したユーザーでも同意者は多数)。

実際に使ってみると、Melofovia選手は、クリック感触の良さやハードウェア/ソフトウェアで無効化できるサイドボタンで誤発が防げるなど、「広い層に支持される製品」とプッシュ。tara選手は実際のゲーム操作から「(他社製品より)100分の3秒ほど応答が速い。キャラクターの移動速度でいうと体4分の1ほどの差が出るので、戦闘時にその差が出ると大きい」と実感を語った。

ロジクールGのブランドアンバサダー・StanSmith

DetonatioN Gaming所属のMelofovia選手(左)、tara選手(右)

参加者にはG900がプレゼントされ、ALLIANCE VALIANT ARMSやLeague of Legendsなどがインストールされた会場内PCでいち早く試用できた。古澤やStanSmith氏、Melofovia選手、tara選手らが参加者をサポートする一幕も

触り心地を確かめたり、ソフトウェアで設定を確認したり、ボタンやレポートレートを調整したりするなど、思い思いにG900を試す参加者たち

参加者の男性のひとりは、G900の第一印象について「軽さがすごい」とコメント。「普通のモバイルマウスと同じレベル。驚いた」という。また、ワイヤレスマウスをオンラインゲームで初めて使うという別の男性は「非常に快適。特にケーブルの取り回しをしなくて良いのがうれしい。ケーブルがあると、ゲーム中は若干重く、ひっかかってしまう」と感想を語った

最後は参加者全員で記念撮影