スイスのバーゼルで開催されたウオッチ&ジュエリーの祭典「BASELWORLD 2015」。TAGHeuer(タグ・ホイヤー)ブースでは、その壁面に新たな、そして大勢のアンバサダーとなる各界著名人たちの写真をデザイン。タグ・ホイヤーが彼らと共有するマインドセット「#DontCrackUnderPressure」(プレッシャーに負けるな)とともに、より広い分野で、より積極的にラインナップを展開、挑戦する意志を示した。なお、記事中の価格はすべて予価、税抜き価格となる。
タグ・ホイヤー カレラ-キャリバー ホイヤー01
新開発キャリバーを搭載した100%マニュファクチュール(自社生産)・クロノグラフ。それが「タグ・ホイヤー カレラ-キャリバー ホイヤー01」だ。新キャリバーの名前は「ホイヤー01」。ブランドの創業者エドワード・ホイヤーの名前と"01"の数字を冠していることから、次世代タグ・ホイヤーの象徴ともいうべき自信作であることが伺える。パワーリザーブは50時間。
リングのコンビネーションでデザインされた文字板からは、メカニカルなクロノグラフ機構と透かしで表現された日付表示ディスクを見ることができる。ケース素材はSS(ステンレススチール)。伝統的なタグ・ホイヤーの単一部品ケースではなく、12のパーツから構成されているのも斬新。今回の新作中、もっともスイス・アバンギャルドを体現したモデルのひとつだろう。
ケース外径は45mm。風防とケースバックはサファイアクリスタルで、10気圧防水。ブレスレットは、パンチング加工が施されたラバーストラップ。セーフティプッシュボタン付きのフォールディングバックルが装着される。価格は59万5,000円で、12月発売予定。
タグ・ホイヤー フォーミュラ1 マクラーレン限定モデル & アイルトン・セナ スペシャルコレクション
タグ・ホイヤー伝統のモータースポーツイメージを投影し、1/10秒計測が可能なクォーツ・クロノグラフ「タグ・ホイヤー フォーミュラ1」に、「マクラーレン限定モデル」と「アイルトン・セナ スペシャルコレクション」が登場。
マクラーレン限定モデルは、世界限定5,000本。タグ・ホイヤーとマクラーレンのパートナーシップ30周年を記念したモデルだ。タキメーターとMcLarenのレタリングを刻印したアルミ製ベゼルや、ミニッツ目盛を施したフランジに、1985年のマクラーレン・カラーである「ロケット・レッド」をあしらっている。
ブレスレットは、強度とフィット感に優れたNATOストラップ。こちらもロケット・レッドとブラックのコンビネーションで、裏面にはタグ・ホイヤーの文字がエンボス加工されている。ピンバックルを通すストラップのホールや先端部分の裁断にはレーザーカットを用いるなど、細かな部分にもこだわりが感じられる。
一方のアイルトン・セナ スペシャルコレクションは、永遠の伝説でありながらタグ・ホイヤーのアンバサダーとしてカムバックしたアイルトン・セナをリスペクトするモデル。アンスラサイトの文字板には、セナの頭文字「S」をイメージカラーのレッドで描いている。ベゼルはブラックチタニウムカーバイドコーティングのSS製。ブレスレットは、彼のかつての着用モデルと同様、アイコニックな「伝説」のS字型リンクブレスレット(SS製)。ただし、快適性を追求した、丸みを帯びたデザインにリニューアルされている。
なお、インダイヤルやミニッツカウンターの文字色に、ブラジル国旗とセナのレーシングヘルメットに使用されているイエローとグリーンを採り入れたバージョンも用意される。こちらの文字板はブラック。
両モデルともケースはSS製で、外径は43mm。風防はサファイアクリスタル。20気圧防水。価格は、マクラーレン限定モデルが16万5,000円。アイルトン・セナ スペシャルコレクションが18万5,000円。
モナコ キャリバー11 クロノグラフ
1969年、世界初といわれる機械式クロノグラフ・ムーブメント「キャリバー11」を搭載してに発売された「モナコ」。その復刻モデルが「モナコ キャリバー11 クロノグラフ」だ。トリコロールのフェイスデザインをはじめ、ホイヤー時代の「HEUER」ロゴ、角型SSケースや9時位置のりゅうず、横倒しのインデックスなどを忠実に再現している。インダイヤルは、9時位置が分針のクロノグラフカウンター、3時位置はスモールセコンド。
ケース外径は39mm。風防はサファイアクリスタルで、10気圧防水。ブレスレットは、パンチング加工が施されたカーフスキンストラップ。価格は61万5,000円。