10月7日から10日まで、千葉県の幕張メッセにて開催している「CEATEC JAPAN 2015」。エプソンブースには、すでに発売中のメガネ型ディスプレイ「MOVERIO BT-200」に加え、9月に発売されたばかりの「MOVERIO PRO BT-2000」を試せるコーナーも。そのほか、4K対応のホームシアタープロジェクターや、腕時計型ウェアラブルデバイスも展示されていた。

CEATEC JAPAN 2015のエプソンブース。MOVERIOを装着してアピールするアテンダントも

MOVERIOはやっぱり盛況

BT-200では近畿日本ツーリストのコンテンツによるデモを行っていた。実際、観光用途で活用されているという

MOVERIOコーナーでは、BT-200で近畿日本ツーリストによる360度ムービーの観光コンテンツ、業務向けのBT-2000では修理現場を想定した作業補助デモンストレーションを体験できる。

BT-200とBT-2000が想定する利用シーンは異なる。BT-2000はディスプレイの輝度を上げているほか、ホールド性を高めるバンドを採用。前方カメラもBT-200の30万画素から500万画素へアップしている。

【左】BT-2000には、よりがっしりとホールドしてくれそうなベルトが。中央部分にはカメラが2つあるのがわかる。コントローラーはタッチパネルではなくボタン。【右】BT-2000のデモは、液晶プロジェクター(と思われる)エンジンの修理作業を想定したもの。パーツのQRコードをBT-2000中央のカメラで読み取る。次の作業内容はメガネに表示される

光源にレーザーダイオードを採用した4K対応ハイエンドホームシアタープロジェクター「EH-LS10000」も体験コーナーを用意しており、MOVERIOコーナーと合わせて長い行列を作っていた。

EH-LS10000の体験コーナーは暗幕で囲われており、10人程度が入れるスペース。写真ではモザイク処理を掛けているが、レーザー光源だから実現できる0ルーメンの「黒」を体感できるコンテンツを再生していた

ゴルフスイング解析システムも

ウェアラブル機器としては、MOVERIOのほかにも腕時計型のGPSデバイス「WristableGPS」やゴルフスイング解析システムの「M-Tracer For Golf」などが展示されていた。

WristableGPSの新製品として、高度センサーを組み込んだ登山向けの「Wristable GPS for Trek」も展示されていた

【左】ゴルフスイング解析システム「M-Tracer For Golf」の「MT500GP」。ゴルフクラブのグリップに取り付けることで、スイングをチェックできる。スイートスポットからのズレなどがわかる。専用ケースにはパター用の取り付けアダプタが入っている。【右】ゴルフスイングを解析する専用アプリ。各種センサーによってスイング速度だけでなく、フェースの向きやシャフトのねじれなどを確認できる。プロゴルファーのスイングと比較も

山本寛斎氏のファッションショー向けに、一品モノとして、インクジェットプリンターで柄を印刷して作られたもの。素材の風合いを生かしたプリントとなっている