スターバックス コーヒー ジャパンは4月15日、「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」を「スターバックス」店舗にて発売する。この時期のフラペチーノといえば、昨年4月16日に発売された「フレッシュ バナナ & チョコレート クリーム フラペチーノ」「フレッシュ バナナ & キャラメル クリーム フラペチーノ」の印象が強烈なのではないだろうか。

生のバナナを丸ごと1本使ったこのフラペチーノは、予想を上回る勢いで売れ、多くの店舗では毎日午前中のうちにその日の分のバナナがなくなり完売……といった日々を繰り返していたほどの人気だった。

"初夏"のフラペチーノ

「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」(Tallサイズのみの販売で630円・税別)。真夏なら朝食代わりにいただいてもよさそう

そして今年発売される「フルーツ-オン-トップ-ヨーグルト フラペチーノ with クラッシュ ナッツ」は、スターバックス初のヨーグルトを使ったフラペチーノ。特別なヨーグルトがベースとなったフラペチーノに、フルーツの果肉を入れたストロベリーフレーバーのジェリーを重ね、ホイップクリームをトッピング。ジェリーの中には、オレンジとストロベリー、黄桃、白桃の果肉を加えている。ヨーグルトのフラペチーノには、アーモンドもプラスした。

素朴な疑問だが、なぜヨーグルトをフラペチーノに使うことになったのだろうか。スターバックス コーヒー ジャパンのビバレッジ担当の中島史絵さんにお聞きすると、「4月に発売する初夏に向けたフラペチーノは、スターバックスのプロモーションの中でとても大切な位置づけです。まだ肌寒さも残るこの時期に、お客様の中で湧き上がる初夏に向けた気持ちの盛り上がりに対して、どうすればその期待に応えられるか。そう考えた時に、フラペチーノの新しい側面を見せることができ、また初夏にふさわしいテイストが届けられる素材として、ヨーグルトが浮上してきました」。

ヨーグルトにフルーツジェリーといった組み合わせに関しては、「白いフラペチーノに赤いフルーツ素材を合わせたら明るさが出て、初夏らしさが演出できる。ジュースにして合わせるのではなく、果肉の食感を残すことで、素材感のあるフラペチーノに仕上がる……という具合に使用する素材が決まっていきました」。

白いフラペチーノとホイップクリームの間に、赤いフルーツジェリー。確かに見ているだけで笑みがこぼれてしまうような明るさとかわいさだ。早速、専用のワイドストローでいただいてみた。

フラペチーノはコクと程よい酸味のバランスがいい。フルーツジェリーは、果肉たっぷりでフレッシュな味わいだ。クラッシュアーモンドのカリカリ食感、プルンッとしたジェリー、イチゴの種のプチプチ感……様々な食感が交じり合い、とても楽しく、飲んでいて心が弾むようなフラペチーノに仕上がっている。

専用に開発したヨーグルトを使用

開発を担当したスターバックス コーヒー ジャパンの中島史絵さん

ヨーグルトのフラペチーノはコクがあり、しっかりと存在を感じられるのに、不思議と飲んだ後はしつこくなく、さっぱりとしている。この絶妙な味わいは、どのようにして生まれたのだろうか。

「ヨーグルトはこの商品専用に開発したものです。乳脂肪分を高めて濃厚さが感じられるタイプです。水切りヨーグルトのようにかための質感なのも特徴です。フラペチーノにする際に、氷と一緒にミキシングするため、凝縮感があってかために仕上げました」。

そしてフルーツジェリー。ジェリーより果肉が主役、といった感じのリッチさだ。「果肉のみずみずしさが初夏の演出に繋がります。ジェリーは4種の果肉のまとめ役、といったイメージですね」とのことだった。

さて、ヨーグルトのフラペチーノの中には、よく見るとプツプツとクラッシュアーモンドが見える。ヨーグルト、フルーツジェリー、ホイップクリームといった組み合わせの中で、ちょっとアーモンドは異質のような気がする。なぜアーモンドをプラスしたのだろうか。

「ヨーグルトのフラペチーノ、ホイップクリーム、フルーツジェリーといったなめらかでソフトな食感の中で、アーモンドのカリッとした食感が際立ち、最後まで飽きることなく飲んでいただけると思います。また、アーモンドはローストしたものを使っており、香ばしさがアクセントにもなりますね」。

計算しつくされたこのフラペチーノ、ぜひ味わってみてほしい。販売期間は6月2日まで。価格は630円だ(Tallサイズのみの販売・税別)。

(撮影: キミヒロ)