小売大手・イオングループがプライベートブランド(PB)として展開する「TOPVALU(トップバリュ)」。食品から日用雑貨、アパレルまで幅広く手掛けるPBだが、2月15日に新たにキッチン家電として「電気ケトル TV-EK1501A」と、「ジュース&ミル ミキサー TV-JM1501A」など5製品が発売された。どれも“人にやさしく、住空間に溶け込む、 トップバリュの新しい家電”として、シンプルな機能美とモダンさを兼ね備えたインテリア性も考慮されたもの。トップバリュが新たに投入するシリーズモノの家電製品で、統一感のあるデザインが特徴だ。そんな新製品のうち、今回は2アイテムの機能や使い勝手をチェックしてみた。
電気ケトル TV-EK1501A
まずは電気ケトル。容量1000mlまでに対応した大容量タイプ、長方体のフォルムが特徴。スクエアなので収納時もキッチンや卓上で平面的にスッキリと収まるのが秀逸だ。
さらに、通常電気ケトルのフタは本体と一体化している製品が多いが、本製品では完全に独立して外すことができる。これにより、中に水を注ぐときや内部のお手入れをする際に、フタが邪魔にならずに便利だ。また、スクエアな形状は広口で中に手を入れやすく、内部をしっかり洗いたいときにも融通が利く。本体が二重構造となっており、沸騰後、外側を触れても火傷をする心配がないのもありがたい。
湯沸しのスピードは、500mlで約3分10秒、200mlで約1分20秒と標準的。空焚き防止機能や転倒湯漏れ軽減機能といった電気ケトルで一般的な機能はもちろん備えている。
ジュース&ミル ミキサー TV-JM1501A
そしてもう一方のジュース&ミル ミキサー は、その名のとおり、1台2役のキッチン家電。ジューサー&ミキサー用(1000ml)と、ミル用(100ml)の容器を備えている。
本製品で秀逸と感じたのは、やはり収納性だ。ジューサー&ミキサーとミルの1台2役の製品は珍しはないが、双方に必要なツールが本体にコンパクトにスッキリと収納できるよう設計されている。通常、フードプロセッサーをはじめ、この手の多機能製品はそのぶん付属品が多く、収納が難点になりがち。付属品を別の場所に仕舞い込んで、その存在を忘れてしまいそのうちに使わなくなってしまうなんてこともよくある。その点、本製品はすべて一体で収納できるため、必要なときにすぐに取り出せるのがメリットだ。
しかも、収納時だけでなく使用時も不要部品が邪魔にならないように考えられている点が優れている。調理時はできるだけキッチン周りを散らかさず、かつ手際よく行うことが効率を上げるポイントだが、本製品はそれを叶えてくれる。ミルが本体に収納できる上、容器と本体を並列にして高さを抑えた設計であるため、使わないときにもキッチンをスッキリ見せてくれる。
機能についてはいたってシンプル。操作は手前のつまみで、低速回転、高速回転を切り替えられるほか、“フラッシュ”に合わせれば、高速回転の連続運転を行うことができ、撹拌の作業にも使える。
ジューサー&ミキサーは氷のクラッシュにも耐え得るハイパワーと刃を使用しており、氷はもちろん凍った食材でスムージーなど冷たい飲み物をつくるのにも適している。全体的に構造自体はシンプルなので、お手入れも簡単なのが長所だ。
まとめ
2製品に共通して言えるのは、シンプルな設計ながら必要な機能はしっかり押さえ、かつ収納性やインテリア性もクリアしながらもリーズナブルな価格で提供するアイテムということ。シリーズで統一感もあり、春からの新生活やキッチン家電の買い替えを考えている人には特にオススメできる新商品だ。