スクウェア・エニックスのゲーム「サガ」シリーズが25周年を迎える2014年、佐賀県とコラボレーションした「ロマンシング 佐賀 LOUNGE」が、3月13日~16日に六本木ヒルズにて開催されている。
25周年でサガと佐賀がひとつに
「ダジャレの部類ですかね。冗談みたいなところから始まって、それが現実になったことに戸惑いさえあったりします」。これは、スクウェア・エニックスの河津秋敏エグゼクティブプロデューサーのコメント。事実、この"ダジャレ"の構想は20年前からあったという。
「サガ」シリーズがベストセラーなった20年前、スクウェア・エニックスから佐賀県にコラボレーションを持ちかけた。そして、現在の佐賀県知事である古川康氏が知事に就任した10年前には、佐賀県からスクウェア・エニックスに打診。更に時を経て、スクウェア・エニックスが25周年を迎えるにあたり、やっと実現したのが今回の「ロマンシング 佐賀 LOUNGE」である。
左からスクウェア・エニックス プロジェクトリーダーの市川雅統氏、イラストレーターの小林智美氏、スクウェア・エニックス エグゼクティブプロデューサーの河津秋敏氏、佐賀県 報道監の大田芳洋氏、書道家の江島史織氏、佐賀県 プロジェクトリーダーの金子暖氏 |
有田焼でサガワールドを表現
「ロマンシング 佐賀 LOUNGE」での展開は主に3つある。まずひとつが、2016年に創業400年を迎える有田焼×「サガ」シリーズだ。
館内には、「サガ」シリーズのイラストレーターである小林智美氏が実際に有田の窯元を訪れて絵付けした有田焼大皿を展示。「ロマンシング 佐賀 LOUNGE」のためにデザインされた62cmの大皿には、「ロマンシング サ・ガ2」より構想を得た「明けの明星 - いつか旅するものへ - 」がデザインされている。大皿は全4種類あり、展示のみの展開となっているが、館内では歴代の「サガ」シリーズのキャラクターが描かれた有田焼の皿も販売している(2,100円~)。
2つ目は佐賀県指定伝統的地場産品でもある諸富(もろどみ)家具とのコラボレーションで、展示用家具のほか、小林氏の原画の一部にも諸富家具の額縁を使用。館内には小林氏の原画とともに、キャラクター開発時の手書きメモも展示されている。
ロマンあふれるコラボグルメ
3つ目は佐賀県産食材とのコラボレーション。佐賀県のご当地B級グルメ「馬郡のミンチ天」も「ロマンシング 佐賀 LOUNGE」限定デザインで販売(180円)。また、佐賀県の名産品を詰め合わせた「伝承の逸品セット」(800円)も、特別デザインのパッケージで展開している。
また館内のカフェでは、佐賀県産食材を使った「サガ」シリーズにちなんだ名前のコラボメニューを、有田焼きの器で提供する。例えば「キャプテン・ホークの海賊風フェデリーニ」(1,300円)は、気高き海の好漢キャプテン・ホークをイメージしたペペロンチーノ。佐賀県有明の名産「佐賀海苔」を使用し、シラスとフェデリーニ(細めのロングパスタ)であわせ、1日50食限定で提供する。
1日50食限定「キャプテン・ホークの海賊風フェデリーニ」(1,300円) |
1日50食限定「シフのバルハラント式フモトアカドリ・クリームパスタ」(1,400円) |
1日30食限定「皇位継承サラダ」(550円) |
ドリンクとしては、「さがみかん」を使用したジュース「愛がアップ!」(350円)や「さがいちご」のストロベリーラテ「乱れ雪月花」(650円)、オリジナルラテアートで仕上げた「カフェ・ラテ」(650円)を用意。今だけのサガで佐賀なひとときを、ここでゆっくり味わってみるのもいいだろう。
全員にコラボカードをプレゼント
なお、来場者にはシリアルナンバーが入ったオリジナルカードがプレゼントされる。現在配信中の「エンペラーズ サガ」(GREE、Mobage、dゲームにて)のゲーム内で登録すると、「ロマンシング 佐賀 LOUNGE」オリジナルの特製コラボカードが入手できる。
会場は六本木ヒルズ 森タワー ヒルサイド2階 カフェ/スペース。開催時間は、13日が15時~20時、14日と15日が11時~20時、16日は11時~15時で、入場料は無料となっている。今後に関しては今回の状況を判断して、六本木以外でも展開を検討するという。