2013年末から大きな注目を集めている8型のWindows 8.1搭載タブレット。Microsoft Officeが付属して、仕事にも使えるとあって品薄になるほどの人気となっている。今回はそのひとつ、東芝の「dynabook Tab VT484」を取り上げる。
店頭価格で40,000円前後の製品が多い8型Windowsタブレットの中で、VT484/22Kは53,000円前後と少々高めだが、アプリの充実が大きな強みとなっている。ブルーレイレコーダーやnasneと連携したり、PCの操作を録画したり、搭載カメラで撮影した動画を編集できたりと、楽しさをたっぷりと味わえるのが魅力だ。
VT484は、CPUにAtom Z3740 (4コア4スレッド、1.33GHz)を採用している。インテル最新のタブレット向けSoC (System on a Chip)で、「Bay Trail-T」の開発コード名で呼ばれていたものだ。2GBのメモリ、1,280×800ドットの液晶解像度は、ほかの8型Windowsタブレットと横並び。重量は約445gと若干重い部類に入る。
■[製品名] dynabook Tab VT484/22K 主な仕様 [CPU] Intel Atom Z3740 (1.33GHz) [メモリ] LPDDR3-1066 2GB [グラフィックス] Intel HD Graphics (CPU内蔵) [ディスプレイ] 8型ワイド液晶 (800×1,280ドット) [ストレージ] 32GB eMMC [サイズ] W135.9×D213.0×H10.7mm [重量] 約445g [バッテリ駆動時間] 約11時間 [OS] Windows 8.1 32bit [店頭価格] 53,000円前後
屋外でも見やすいHFFSパネルを採用
ディスプレイにIPSパネルを採用したタブレットが多い中、VT484はHFFSパネルを採用している。HFFSはHigh aperture ratio Fringe Field Switchingの略で、太陽光でも視認性が高いのが特徴だ。屋外でも利用することを考えているなら、この点は大きな強みといえる。タッチパネルは5点マルチタッチで画面の隅まで感度は良好だった。
ワイヤレス通信機能は、IEEE802.11a/b/g/nおよびBluetooth 4.0に対応。センサー類は、GPS、ジャイロ、加速度、電子コンパスに加えて、周りの明るさに合わせてディスプレイの輝度を変化させる照度センサーも備えている。