International CES 2014の東芝ブースでは、新製品が並んでいる中に、新しい使い方を提案する「5in1」というコンセプトPCを参考出展している。
現在、Windows PCでは「2in1」が一般的になっており、クラムシェル型ノートPCのキーボードが分離したり、画面がスライドしたりしてタブレットになる、という2つの機能を備えている。
今回の5in1は、これをさらに拡大したもので、通常のクラムシェル型ラップトップモード、キーボードの3分の2程度を分離し、残った部分を背面に反転させることで画面を自立させるプレゼンテーションモード、キーボードの分離部分を脚として使い、画面の角度をつけてタブレットとして使用するキャンバスモード、キーボードを背面に360度回転させて使うコンバーチブルタブレットモード、キーボードを分離した状態で使うタブレットモードという5種類の使い方が提案されている。
キーボード部の一部が残り、画面に角度をつけたり自立用の脚になるところが新しく、いろいろなスタイルでPCを利用できるようになる。現時点では参考出展で、商品化の予定などは決まっていない、というが、すでにマシンとしては動作していた。今回の出展で来場者からの声を集めて商品化に繋げていきたい考えだ。
新製品では、Chrome OSを採用したChromebookも発売する。13.3インチのHD TruBriteディスプレイを搭載し、米国では279.99ドルで2月に発売する。Haswell世代のCeleronプロセッサ、2GBメモリ、16GBのHDDなどを搭載。Chromebookらしい低価格モデルで、教育市場などへの展開も狙う。