2012年9月の第1弾「Rising RED」を皮切りに、30周年記念モデルが続々とリリースされてきたカシオ計算機の耐衝撃ウオッチ「G-SHOCK」。第2弾は「Initial Blue」、そして第3弾は「Resist Black」だった。

そして、30周年のトリを飾る待望の第4弾「Lightning Yellow」が登場している。今回のカラーは、その名の通り、雷光をイメージした鮮烈な黄色。歴代モデルの中でも爆発的な人気を誇り、G-SHOCKがユースカルチャーと融合する契機となった特別なカラーだ。(G-SHOCKの30周年記念モデルはほかにもたくさんあるが、カラーネームを与えられているのは上記の4シリーズのみ)。以下の写真をクリックすると拡大表示となる。

G-SHOCKのタフネスイメージをひときわ強調する警告色は、タウンにもウイルダネスにもマッチする。また、ポップなカラーリングはファッション性も魅力。人気の「クレイジーカラーズ」シリーズ同様、男性はもちろん、女性の手首においてもその存在感を発揮する。液晶カラーをはじめ、遊環、裏ぶたが稲妻をイメージさせるゴールド仕様というプレミアム感もまた、うれしいポイントだ。

Lightning Yellowは、全4モデルで登場。ベースモデルは、2013年9月に登場したばかりの「Master of G」新作の「GW-9400(レンジマン)」、G-SHOCKで唯一ISO規格準拠200m防水機能を有する「GF-8200(フロッグマン)」、定番モデルのデザインをそのままにケースを大型化した「GD-X6900」、オリジンのDNAを受け継ぐGW-5600。いずれも伝統と革新性をあわせ持つ、G-SHOCKのもっとも新しい象徴といえるモデルである。では、「Lightning Yellow」のデザインとディテールをたっぷりご覧いただこう。


GW-9430EJ-9JR(レンジマン)

先進の構造とトリプルセンサーVer.3を搭載した、Master of Gの最新モデル、レンジマン。鮮やかなイエローケースをフェイスフレームとボタンのブラックが引き締め、レッドの差し色がアクセントを与える。凹凸を強調したケース形状と、ちりばめられたテキストがSF的。高い機能性と相まって、G-SHOCKファンやメカ好きのハートをわしづかみにするアイテムだ。

各ボタントップは指がかりを考慮したダイヤモンドカット形状。正面下部のボタンでバックライトが点灯し、レッドラインを巻く右側の大型ボタンはセンサーボタンだ。押すごとに方位、気圧/気温、高度と表示情報が切り替わる。ちなみに、バックライトは高輝度LEDを使用した「スーパーイルミネーター」。

ベルトはカーボン・ファイバーをインサートして強度を確保し、内側には装着感を快適にするエンボス処理が施されている。遊環にはトライスターを刻印、裏ぶたはエリック・ヘイズ氏による30周年記念ロゴを彫り込んだ鍛造バックとなっている。世界6局(日本2局、中国、アメリカ、イギリス、ドイツ)の標準電波を受信し、時刻を自動修正するマルチバンド6とタフソーラー仕様。価格は54,600円。

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GF-8230E-9JR(フロッグマン)

G-SHOCK 30周年記念モデル第1弾「Rising RED」でもラインナップされ、ソッコーで完売したという人気モデル「GF-8200」(フロッグマン)。

オールG-SHOCK中、フロッグマンが唯一というISO規格準拠200m潜水用に対応する防水性能を、質感の高いガラス風防が物語っている。救命胴衣やチューブを想像させるイエローのラウンドフォルム、左右非対称デザインのベルト、尾錠にモールドされたGマーク、高級感あふれるゴールドメッキ処理の裏ぶたなど、見どころも豊富。マリンウオッチとして便利なタイドグラフとムーンデータ、タフソーラーを装備している。価格は50,400円。

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GD-X6930E-9JR

G-SHOCKの定番モデル「DW-6900」に変わり、今回はケースを大型化、性能を向上させた「GD-X6900」をベースモデルに選択。6900系の完成されたデザインはそのままなので、単独ではほとんど見分けが付かない。そこで、GW-6900を並べて撮影してみた。GD-X6930Eの外径がおよそひと回り大きいことが見てとれるだろう。なお意外にも、Lightning Yellowの4製品中、本モデルのケースがもっとも厚みがある。

GW-6900との比較。Lightning YellowのGD-X6930E-9JRが一回り大きい

フェイスは、フレームのブラックにセコンド窓のレッドリングが映える。バックライトは高輝度LEDを使用した「スーパーイルミネーター」。裏ぶたは30周年記念ロゴを彫り込み、ヘアライン処理されている。価格は17,850円。

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GW-M5630E-9JR

初代G-SHOCKから脈々と受け継がれる不変の伝統的デザインに、マルチバンド6とタフソーラーで進化した「GW-M5610」がベース。ハニカム液晶が時刻表示をシャープに引き立てる。高機能にして、ルックスは究極的にシンプル。ゆえに軽量で装着感も自然だ。裏ぶたは30周年記念ロゴを彫り込んだゴールド仕様。価格は25,200円。

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