COMPUTEX TAIPEI 2013で見つけた最大容量の2.5インチSSDは、A-DATAの「SX2000」で1600GBだった。この製品は、サーバー・ワークステーション向け製品のコーナーにあり、製品にも「Enterprise Server」との表記が見られる。インタフェースはSFF-8639でいわゆるSAS向けのPCI Expresse接続規格。4レーンのPCI Express 2.0接続が可能とされる。そのため、速度もずば抜けて速く、リード/ライトは1800MB/sと記載されていた。同シリーズには、100/200/400/800GBモデルもラインナップされている。

1.6GBという容量、次世代インタフェースを用いて1800MB/sという速度を実現すると言う「SX2000」

一方、従来からのPCI Expresse拡張カード型SSDでは、OCZに動きがあった。「Vector PCIe」は、担当者曰くあくまでコンシューマー向けのハイエンドSSDであるとのこと。基本的には同社のサーバー・ワークステーション向けSSDである「Z-Drive」をベースとしており、転送速度は最大1000MB/sとされる。コントローラはIndilinxのBarefoot 3を用いており、2.5インチ型のVectorと同様。容量は240/480/960GBの3モデルが展開される。インタフェースは、PCI Expresse 2.0のx4レーン。

OCZの「Vector PCIe」はコンシューマー向けとされる拡張カード型SSD。PCI Expresse 2.0 x4接続で最大1000MB/sをうたう