逆に本体に付属するアイテムとしては、電磁誘導式の専用ペンがある。アプリなどで手書きしたいときに役だってくれるだろう。使用していないときはマグネットで本体側面につけて持ち運べる。

実際に使ってみたが、筆圧を感知してくれるおかげで、書き味はかなり良好。文字も600dpiとかなり高精細だ。ちょっとしたイラストや手書きメモを書き込みたい場合には、十分実用になるレベルであると感じた。

電磁誘導式の専用ペン

書き味は良好

綺麗に表示される

「Surface Pro」を実際に触ってみて感じたのは、この端末はタブレットのように思えて、本質的にはPCであるということだ。さらにいえば、自宅に据え置いて使うべきPCである。弱点である907gという重さや、4時間というバッテリの弱さを克服するには、それがベストな使い方なのではないかと思う。自宅ではメールチェックやネット閲覧程度でしかPCを使わないカジュアルなユーザーならスペック的にも十分だろう。となると、ライバルはタブレット端末ではなく、むしろウルトラブックやMacBook Air(あるいはPro)だろうか。

「Surface Pro」をタブレットとして見るか、それともPCとして見るか。購入を迷っている人は、まずはそこから考えてみるといいかもしれない。