EOS Mが発売されてだいぶ経ったが、2013年5月上旬の時点で、対応レンズはいまだ2種類しか用意されていない。そこでキヤノンのEFレンズを使用できるようにする「マウントアダプター EF-EOS M」(以下、EF-EOS M)を使い、EF/EF-SレンズをEOS Mに付けてみようと思う。

EF-EOS Mは、EOS Mのダブルレンズキットに同梱されているほか、オプションとして12,600円(税込・メーカー希望小売価格)で販売されている。これをEOS Mで使用すると、キヤノンのEF-Sレンズを含むEFレンズをEOS Mに装着できるようになる。レンズ内蔵の手ぶれ補正機構やオートフォーカスもEF/EF-Sマウントカメラと同様に機能し、撮影モードなどの制限もないので、専用レンズのような感覚で使用可能だ。

「マウントアダプター EF-EOS M」は、EOS MでEF/EF-Sレンズを使えるようにするアクセサリだ

EF-EOS Mには着脱可能な三脚座が付属している。EFレンズには重い製品もあるので、安定して三脚に固定するには便利。というか必須だ。三脚座が着脱式になっているのは、手持ち撮影時に邪魔にならないようにするためだろう。

EF-EOS Mに付属する三脚座は着脱式。ちなみに三脚穴のサイズが違うため、EF-EOS Mに直接三脚を取り付けることはできない

EFレンズの多くの製品は、EF-EOS Mの三脚座に三脚を付けたほうがバランスがよいようだ

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