3月11日で、東日本大震災から丸2年が経過する。緊急災害時の備えを改めて確認している人も多いことだろう。Twitterでは、災害時に正しい情報をいち早く収集できる「ライフライン」機能を提供している。本稿では、導入方法とその特長を改めておさらいしていきたい。

災害時には、信頼できる情報をいち早く入手したい。Twitterのライフラインはそれを可能にする機能だ。PCでTwitterアカウントにログインしてから設定を行う

同機能を利用するには、PCでTwitter公式サイトにアクセスしログインする必要がある。「#見つける」タブにある「ライフライン」の項目を選択すると「総務省消防庁」や「首相官邸(災害情報)」のほか、日本気象協会の「tenki.jp 地震情報」などの「認証済みアカウント」が表示される。また検索ボックスに郵便番号を入力すると、その地域の地方自治体や、電気・ガス・水道・交通機関といった公共サービス事業者などの公式アカウントが表示される。これらのアカウントをフォローすることで、災害時に信頼できる情報を効率的に収集できるようになる。

ライフラインのアカウント検索画面。首相官邸(災害情報)や、総務省消防庁、防衛省、tenki.jp 地震情報などの公式アカウントが並ぶ

郵便番号検索では、地域の公式アカウントを検索できる(写真左)。試しに1000003で検索すると、千代田区の公式アカウントなどがヒットした(写真右)

Twitterでは緊急時にツイートを見逃さないための「ツイート通知」も用意されている。これは指定したアカウントのツイート内容が、手持ちのスマートフォンにプッシュ通知されるというもの。携帯電話の場合はプッシュ通知の代用としてメール通知が利用できる。

携帯電話ではverify@twtr.jpに空メールするか、公式サイトのQRコードを読み取って空メールを送信して認証する(写真左)。詳細は公式サイトのヘルプを参照のこと

東日本大震災の発生当時、電話は通じなかったがインターネット回線は利用できたという地域が少なくなかった。しかし一方で、正しくない情報がSNSにより拡散したという問題も起こった。これらの教訓を踏まえて開始されたのが、このライフライン機能となる。いざという時に正しい情報をいち早く得るために、いますぐこの機能を活用できる環境を整えよう。