10月22~24日の3日間、東京ビックサイトにて「第25回 眼鏡の国際総合展 IOFT2012」が開催された。その中で国内外のメガネメーカーが今年秋冬に発表するフレーム・サングラスの中から、「アイウェア・オブ・ザ・イヤー2013」を決定し、発表した。

「第25回 眼鏡の国際総合展 IOFT2012」の様子

「アイウェア・オブ・ザ・イヤー2013」の特設コーナー。他に「レディース部門」「キッズ部門」が発表された

「アイウェア・オブ・ザ・イヤー2013」ではデザイン・機能に優れた製品を表彰するデザインアワード。IOFTの会期初日の22日に表彰式が行われ、各5部門3製品の中から、それぞれのグランプリが発表になった。今回は「メンズ部門」「サングラス・スポーツグラス部門」「機能・技術部門」から、グランプリ商品を紹介する。

まず「メンズ部門」では、谷口眼鏡の「TURNING / T-166」がグランプリを受賞した。

「メンズ部門」でグランプリを受賞した谷口眼鏡「TURNING / T-166」

同じ形の多色展開もある

クラシックな形のフレームだが、べっ甲の生地にブルーを取り入れているのが新しい

茶系のべっ甲柄にブルーを取り入れた生地が新しさを感じさせるフレームで、クラシックな雰囲気を持ちながら生地をモダンにするという新しさが受賞理由となった。フレームは現在トレンドになっているクラシックなタイプで、シャープな印象も与えている。べっ甲を使った生地は定番だが、これにブルーを入れることで、斬新さを感じさせるおしゃれなフレームに仕上がった。ブルーは光を受けるとさらに目立つのが面白い。

「サングラス・スポーツグラス部門」では、IC! BERLIN GMBH(ドイツ)の「アイシーベルリン / ネームレス2012」(ブラックラフ)がグランプリを受賞した。

トレンド色のマットブラックを使ったサングラスフレームだが、わざと削りだしのままの状態で作られている。ハードな印象だが、かけ心地にはこだわっており、テンプル部分はひとつひとつ鑢(やすり)をかけているという繊細さ。ハードな見た目とソフトなかけ心地のギャップを楽しめる。ドイツらしさを感じさせるフレームだ。

「サングラス・スポーツグラス部門」でグランプリを受賞した「アイシーベルリン / ネームレス2012」(ブラックラフ)

荒削りされたフレームはハードな印象を受けるが、テンプル部分はソフトな印象だ

「機能・技術部門」でグランプリを受賞した「シャルマンZ / ZT11775E」

見た目はシンプルながら、「リンクス機構」をつかった新感覚のフレームに

「機能・技術部門」では、シャルマンの「シャルマンZ / ZT11775E」がグランプリを受賞した。なめらかなバネ性を感じる「リンクス機構」を使った新しい感覚の眼鏡フレームで、ボリュームはあるのにかけ心地はしっかりしている。眼鏡の可能性を感じさせる、新しい感覚のフレームだ。

3日間で多くの来場者があり、今年も好評を博した「IOFT2012」。次回の「IOFT2013」は来年10月9~11日の3日間、東京ビッグサイトで開催予定とのこと。