世界中の美術館Webサイトから、オススメのサイトをピックアップ。有名な美術館からギャラリーまで、「サイトのデザインが優れているか」、「行った気分を味わえるか」の条件でオススメWEBサイトを紹介していきます。

ニューヨーク近代美術館 MoMA(アメリカ、ニューヨーク)

言わずと知れたアメリカ、ニューヨークの近代美術館「MoMA」のサイト。 オススメはオンラインストアのページ。ポップなデザインのインテリア、文具、ファッション雑貨などがズラリと並び、眺めているだけで楽しめる。多くの商品は、日本版の公式オンラインストアでも取り扱いがあるので、実際にお買い物する際はそちらを利用するのが便利だ。

TATE (イギリス)

イギリスのテートモダン、テートブリテンなどを運営するテートグループのWebサイト。サイトデザインもさることながら、何といっても素晴らしいのはテートグループの所有作品のオンラインアーカイヴ。膨大な量の収蔵作品の画像と情報を自宅にいながら閲覧できる。好きなアーティストがいれば、作家名で検索してみよう。「シュールレアリスム」や「コンセプチュアルアート」といった時代ごとの流派による絞り込みも可能だ。また、展示されているものは"On display at Tate Britain(テートブリテンで展示中)"などと表示が出るので、現地へ赴く前にお目当ての作品が公開中かを確認することもできる。

ハーシュホーン美術館 (アメリカ、ワシントンD.C.)

アメリカ、ワシントンD.C.にある現代アートの美術館。トップページには前衛的な作品の写真がランダムに並び、カラフルで動きのあるサイトデザインが特徴。ページの左右に表示されている矢印にカーソルを合わせると、全コンテンツのページがひとつなぎの絵巻物のように水平にスクロールされていく。

ギャラリー"Mitchell-Innes&Nash" (アメリカ、ニューヨーク)

白いギャラリースペースの写真を背景に使用したミニマルなデザインがお洒落なWebサイト。ギャラリーの中に誘い込まれるようなデザインで、展示室のひんやりとした空気感さえも伝わってきそう。メニューの「Exhibitions」→「Current/Past/Upcoming」をクリックすると、それぞれ開催中の展示作品や、過去の展示作品をブラウズできる。シンプルなデザインなので英語でも戸惑うこと無く見ることができるだろう。

インターナショナル・センター・オブ・フォトグラフィー(ICP) (アメリカ、ニューヨーク)

ニューヨークのマンハッタンにある写真専門のミュージアム。写真イメージにフォントを大胆に重ねたグラフィカルなデザインが格好良い。 トップページのメニューバー「MUSEUM」→「Past Exhibitions」をクリックすれば過去の展示企画一覧を見ることができる。ベトナム戦争や広島の原爆をテーマとしたジャーナリズム寄りの展示から、ファッションフォトグラフィーまで幅広いジャンルの写真が並び、いずれも洗練されているので海外の雑誌を眺めている気持ちで楽しめる。また、この美術館にはスクールが併設されており、年間約5000人もの学生が世界中から学びに来るという。

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