ProSafe PlusスイッチのGUI管理ツール
ProSafe Plusスイッチは専用のGUI管理ツールProSafe Plus Utilityで設定を行う。スイッチと管理ツールをインストールしたPCを接続し、PCのProSafe Plus Utilityを起動すれば自動的にProSafe Plusスイッチを検出する。そして、設定したい機器をクリックしてログインパスワードを入力すればよい。
※ デフォルトのログインパスワードは添付のマニュアルに記載されている。
注意が必要なのは、ProSafe Plusスイッチと管理PCのIPアドレスが同一サブネット上でなければいけないということだ。ProSafe PlusスイッチのデフォルトでDHCPによってIPアドレスを取得する。DHCPでIPアドレスを取得できない場合は、「192.168.0.239」のIPアドレスとなる。複数のProSafe Plusスイッチが存在する場合、「192.168.0.239」のIPアドレスが重複して利用されることになってしまう。DHCPでIPアドレスを取得できない場合は、ProSafe PlusスイッチのIPアドレスを手動で重複しないように設定するべきだろう。
SW1:GS116Eの設定
SW1:GS116Eの設定を行なっていこう。ProSafe Plusスイッチでは、ポートにVLANを割り当てるときに自動的にVLANを作成するようなので(※)、VLANの作成自体の設定は不要だ。設定する内容は、以下の2点となる。
※ Advancedの設定モードではVLANの作成もできる
- PC2が接続されるポートへVLANの割り当て : ポート2にVLAN3を割り当てる
- SW2との接続ポートをトランクポートにする : ポート16をIEEE802.1Qトランクポートにする
IEEE802.1Qのトランクポートの設定を行うには、設定ツールのVLANタブで[802.1Q]をクリックする。そして、[Basic 802.1Q VLAN]を[enable]とする。
すると、画面がポートとVLANの対応の一覧表示になる。デフォルトでは、すべてのポートがVLAN1に割り当てられていることがわかる。VLAN割り当ての設定を変更するには、ポートにVLAN番号を記入すればよい。また、トランクポートとする場合には、allを指定する。つまり、SW1の設定ではポート2に[3]、ポート16に[all]と指定して[Apply]をクリックする。
これでSW1の設定は完了だ。