ProSafe PlusスイッチのGUI管理ツール

ProSafe Plusスイッチは専用のGUI管理ツールProSafe Plus Utilityで設定を行う。スイッチと管理ツールをインストールしたPCを接続し、PCのProSafe Plus Utilityを起動すれば自動的にProSafe Plusスイッチを検出する。そして、設定したい機器をクリックしてログインパスワードを入力すればよい。

図4 : 機器へのログイン

図5 : ログイン後の画面

※ デフォルトのログインパスワードは添付のマニュアルに記載されている。

注意が必要なのは、ProSafe Plusスイッチと管理PCのIPアドレスが同一サブネット上でなければいけないということだ。ProSafe PlusスイッチのデフォルトでDHCPによってIPアドレスを取得する。DHCPでIPアドレスを取得できない場合は、「192.168.0.239」のIPアドレスとなる。複数のProSafe Plusスイッチが存在する場合、「192.168.0.239」のIPアドレスが重複して利用されることになってしまう。DHCPでIPアドレスを取得できない場合は、ProSafe PlusスイッチのIPアドレスを手動で重複しないように設定するべきだろう。

SW1:GS116Eの設定

SW1:GS116Eの設定を行なっていこう。ProSafe Plusスイッチでは、ポートにVLANを割り当てるときに自動的にVLANを作成するようなので()、VLANの作成自体の設定は不要だ。設定する内容は、以下の2点となる。

※ Advancedの設定モードではVLANの作成もできる

  • PC2が接続されるポートへVLANの割り当て : ポート2にVLAN3を割り当てる
  • SW2との接続ポートをトランクポートにする : ポート16をIEEE802.1Qトランクポートにする

IEEE802.1Qのトランクポートの設定を行うには、設定ツールのVLANタブで[802.1Q]をクリックする。そして、[Basic 802.1Q VLAN]を[enable]とする。

図6 : VLANの設定画面

すると、画面がポートとVLANの対応の一覧表示になる。デフォルトでは、すべてのポートがVLAN1に割り当てられていることがわかる。VLAN割り当ての設定を変更するには、ポートにVLAN番号を記入すればよい。また、トランクポートとする場合には、allを指定する。つまり、SW1の設定ではポート2に[3]、ポート16に[all]と指定して[Apply]をクリックする。

図7 : SW1の設定

これでSW1の設定は完了だ。

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