Thermaltakeのブースでは、同社のフラグシップPCケース「Level 10 Limited Edition」が注目を集めていた。このケースは、2009年に発売され話題となった「Level 10」のボディカラーを、ブラックからシルバーに変更したモデル。全世界で300台限定で発売される予定で、シリアルナンバーのプレートも添付される。
Level 10は、同社の創立10周年を記念して開発されたPCケース。BMWグループのDesignworksUSAがデザインに協力しており、マザーボード、電源、5インチベイ、3.5インチベイが独立して格納される構造はとてもユニークだ。9万円前後という高価な値段にもかかわらず、発売当初は完売が相次ぎ、入手が困難だったほど。
Level 10 Limited Editionは、基本的にこのLevel 10の仕様を継承しているが、フロントのインタフェースはUSB3.0に変更されている。旧モデルの販売が終了したあとも、同社には問い合わせが何件もあったという。今回も限定販売となるので、前回入手し損なった人はこのチャンスを逃さないようにしよう。価格は10万円前後になる見込みだ。
また廉価版モデルとして「Level 10 GT」がすでに発売となっているが、このカラーバリエーションが追加。ミリタリーカラーの「Level 10 GT Battle Edition」は今月発売で33,000円前後。レッドカラーのAMDバージョンも用意されているが、こちらの発売時期は未定とのことだ。
電源ユニットの新製品「EVO BLUE 2.0」は、"ターボ機能"を搭載するというもの。通常時の容量は750Wと850Wだが、ボタンを押して"OCモード"にすると、容量がそれぞれ50Wだけアップ、800Wと900Wまで出力できるようになる。回路自体はもともと800/900Wに対応できるよう設計されているが、通常時はファン回転を抑えており、ターボ時のみフル回転になるのだとか。8月の発売予定で、価格は15,000円前後、19,000円前後。