おいしくなった「ウェンディーズバーガー」
新しいメニューを加えても、定番の基本メニューはそのまま。しかし、味はグレードアップしているという。その理由は「日本撤退時のウェンディーズのレシピ自体は、当時のアメリカのレシピより遅れていたから」という。米国ウェンディーズは常に内容を進化させてきた。同じハンバーガーでも、ビーフパティの素材や配合が変わっている。その素材の変化に合わせて、店舗内の調理器具も更新する必要がある。「2009年当時の日本のウェンディーズバーガーに比べると、現在の米国ウェンディーズは数年分も進化していた」という。
同じハンバーガーチェーンでも、「日本とアメリカでは味が違う」という話を時折聞く。これは錯覚や気候の違いのせいではなく、米国での進化に他国のフランチャイズが追随していなかったからだ。もちろん、今回日本で展開するウェンディーズは米国の最新バージョンとなっている。世界で初めて、米国ウェンディーズが外国のフランチャイズに出資した理由は、アメリカの最新のレシピを随時導入するためでもあったという。
「基本メニューについては2009年撤退当時と同じに見えますが、当時と同じものは1つもありません。フライドポテトも切り方を変えたり、塩をシーソルトにするなど進化しています」(ウェンディーズ・ジャパン)。
続く後編では、日本オリジナル「ジャパン・プレミアム」をはじめとしたメニュー面のこだわりや今後の展開について紹介しよう。