ニコン「D3100」は、昨年発売した「D3000」の後継となるエントリー向けのデジタル一眼レフ機だ。小型軽量ボディとシンプルな操作性を受け継ぎながら、撮像素子をCCDからCMOSへと変更し、新たにライブビューやフルHD動画に対応。そのレビューをお伝えしよう。
D3100のボディは、従来機D3000の基本デザインを踏襲する。曲面を多用した丸っこいフォルムで、一眼レフ機としては小型軽量のクラスだ。外装はフルブラックの樹脂素材。グリップ部には滑り止めのラバーを配置し、ホールド感を高めている。
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レンズキットには、標準ズームレンズ「AF-S DX NIKKOR 18-55mm f/3.5-5.6G VR」が付属する |
記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードで、電源には新型のリチウムイオン充電池「EN-EL14」を採用する |
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ニコンFマウントを採用。従来機D3000と同じくボディ内にAFモーターはなく、古いAFレンズはAFが作動しない |
モードダイヤルの横に「レリーズモードセレクター」を装備。秒間3コマの連写やセルフタイマー、静音撮影を選べる |
電源を入れると瞬時に起動し、液晶モニターに各種の撮影情報が表示される。ファインダーには視野率95%、倍率0.8倍のペンタミラー式を搭載する。エントリー機として標準的なスペックで、実際の見え方にも特に問題はない。AFは11点のフォーカスポイントに対応。フォーカスポイントは、背面のマルチセレクター(十字キー)でダイレクトに選択したり、自動で切り替えたりできる。
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D3000に比べると背面のボタン類の数がやや増えている。液晶モニターは3型約23万ドットのTFTを継承 |
画質やホワイトバランスなどの主要な設定は、背面左下の「インフォ設定ボタン」を押して設定画面を呼び出せる |
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液晶モニターにライブビューを表示。中央に見えるAFフレームは好きな位置に動かせる。また拡大表示も可能 |
撮影メニューでは、自動ゆがみ補正やノイズ低減、AF補助光、動画の画像サイズなどを設定できる |
動画はファイル形式MOVで、最大10分まで連続記録できる。記録画素数とフレームレートは5種類から選べる |
液晶モニターには3型/約23万ドットのTFTを装備する。液晶のドット数はややもの足りないが、明るく鮮やかな表示で、屋外でも十分な視認性を確保している。液晶の右側に新設したライブビュースイッチを回すと、液晶モニターにライブビューが表示。ライブビューでは顔認識AFやターゲット追尾AFを利用できる。また、ライブビュースイッチの中にある赤いボタンを押すと、動画撮影がスタートする。動画は、最大で1920×1080ピクセルのフルHD記録に対応し、10分までの連続記録ができる。……つづきを読む