【レポート】
宇宙航空研究開発機構(JAXA)の筑波宇宙センター(茨城県つくば市)において、10月16日、恒例となっている一般公開イベントが開催された。秋晴れの中、訪れた人の数は10,209名。いつもは静かなセンター内も、この時ばかりは家族連れや宇宙ファンなどで賑わった。
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エコキャンペーンで、バスなどで来場すると何かもらえる。今回はJAXA軍手だった(通常の2倍の耐久性があるらしい) |
入り口すぐの新展示館では行列もできていた。だがこれはいつでも入れるので今回筆者はスルーした |
同センターでは毎日、一般見学ツアーも実施されており(無料、事前予約制)、一部の施設はそこで見ることができるものの、このイベントではそれ以外の通常は立ち入ることができないような場所も公開されている(そのため正式には「特別公開」と呼ばれている)。説明に立っているJAXAの現場スタッフに直接話が聞けるのも魅力の1つだろう。
公開の内容については、こちらのページを参照。宇宙飛行士による講演や水ロケット教室など、人気のある定番イベントも多いが、そればかりだと毎回似たようなレポートになってしまうため、本レポートでは初出展の内容など、主に前回(今年4月に開催)と違った新しい部分について注目していきたい。
ここ数年、JAXAの若手有志グループによる"ゲリラ展示"のスペースと化しているのがH-IIロケットの下。筆者も毎回楽しみにしているのだが、今回もアップデートがあった模様だ。
宇宙輸送系の有志グループ「並木エンヂニアリング」は、市販のラジコン飛行機を改造した双胴の実験機「Musashi-III」を出展。米Orbital SciencesのPegasusロケットのような空中発射を目指しているもので、先日初めて、子機(モデルロケットがベースだが、分離試験が目的のため発射は行わない)を搭載しての飛行試験に臨んだが、2回目のフライトで姿勢が崩れ、墜落して大破してしまったという。
まず航空機の母船で上空に運んで、それからロケットを分離して打ち上げる空中発射方式には、射場の自由度が増す、地上の天候に左右されにくいなどのメリットがあり、日本では経済産業省(経産省)が興味を示している。
また別の有志グループ「超先端宇宙輸送系研究会」もパネルを展示。宇宙エレベータや、超光速推進などの検討を紹介していた。
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