【レビュー】

入門機ながら1800万画素、キヤノン「EOS Kiss X4」を試す

1 高性能なエントリーモデル

    永山昌克  [2010/03/17]

    ロングセラーを続けるデジタル一眼レフ機「EOS Kiss」シリーズの新作は、有効1800万画素のCMOSを搭載。従来機の1510万画素でさえ、初級者にはオーバースペックと思われたが、まだまだ高画素化は続いていた。そんな高機能な入門機キヤノン「EOS Kiss X4」をレビューしよう。

    小型ボディにワイド液晶を搭載

    EOS Kiss X4のボディは、同社ユーザーならひと目でEOS Kissだと分かる、おなじみの曲線的デザインを採用。外装はプラスチック製で高級感は乏しいが、エントリー向けカメラとして価格相応の質感といえる。

    「EOS Kiss X4」レンズキット

    前モデル「EOS Kiss X3」と比較した場合、見た目の変更はあまり多くない。比べて分かるのは、まず、レンズの付け根部分からペンタミラー部にかけて、従来よりも肉付きがよくなり、丸みがいっそう強調されたこと。天面のモードダイヤルや背面の操作ボタンは、その色や素材感、形状がマイナーチェンジした。また、製品名Kissのロゴプレートは、ボディ前面の下から上へと位置が移動し、従来プレートがあった位置(左手でボディを支える位置)には滑り止め用のラバーが張られた。

    曲面を多用した、なで肩ボディ。レンズマウントはキヤノンEFマウントで、EFおよびEF-Sレンズに対応

    3型の約104万ドットTFT液晶を搭載。ファインダーは倍率0.87倍のペンタミラー式を踏襲する

    ボディの幅と高さ、奥行きは実測値では差はない。本体重量は5g軽くなったが、その代わりバッテリーがやや重くなったため、バッテリーとメディア、キットレンズを含めた使用時重量は、実測で725gとまったく同じである。

    モードダイヤルの色はシルバーからブラックに変更。ダイヤル側面のデザインも変わった

    側面の端子カバー内には、HDMI、USB/AV出力、リモコン端子のほかに、外部マイク端子を装備

    外見上の最も大きな違いは、液晶モニターの画面比率が4:3から3:2へと変わったこと。撮影画像と同じ比率になったことで、撮影画像やライブビュー画面をより大きく表示できるようになった。シャッター速度や絞り値、ファイル番号などの情報は、撮影画像の上に重なった状態で表示される。もちろん情報表示をオフにすることも可能だ。…つづきを読む

    キットに付属する標準ズーム「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」を付けた状態。ホールドバランスはまずまず

    ダブルズームキットに付属の望遠ズーム「EF-S55-250mm F4-5.6 IS」を装着。手ブレ補正はレンズ側にある

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