【レビュー】

「Photoshop CS4」日本語版の全貌が明らかに -後編

1 「Photoshop CS4 」は色弱者のことを考慮したデザイン

    諌山研一  [2008/11/27]

    前編、後編の2回に分けてお届けしている「Photoshop CS4」日本語版のファーストインプレッション。後編では、前編で紹介した改良点以外の追加された機能と、「Photoshop CS4 Extended」特有の機能ついて動画を交えて紹介していこう。

    「Photoshop CS4 」その他の追加機能

    これまで、上下のはっきりしない画像を確認する場合は、画像自体を回転させ編集を行っていた。今回、「カンバスの回転」という便利な機能が追加された。この機能では、画像自体を回転させるのではなく、単にカンバスを回転させて表示させるため、回転させても画質の劣化がおこらないようになっている。そのため、逆方向に表示されているコンテンツを確認する場合でも、正しい位置で画像を破壊することなく確認することが可能になった。また、画面の拡大縮小も従来の段階的な物から、スムーズなズーミングが可能となっている。ただし、これはOPEN GL対応のビデオカードが搭載されている場合のみ有効となるので注意が必要だ。

    また、色弱者がどのような色味で画像を見ているかをシミュレートする機能が搭載された。これにより、ユニバーサルデザインの必要性がある仕事で、色弱者のことを考慮したデザインが可能となる。

    左が通常の画面。右が色弱者の視線で見た画像。赤いシャツの色が違って見えるのがわかる

    ちょっと面白いが、何に使って良いかわかりにくいのが「コンテンツに応じて拡大・縮小」機能だ。これは従来、画像の変形を行った場合、画面全体にその影響が出たが、この機能を使うと、アルファチャンネルでマスクされた部分は変形されずに他の部分だけ変形するという使い方が可能になる。使い方次第では、守秘斜体に影響を与えずに背景画像を補完することが可能になるため、需要はそれなりにあると思うが、筆者は個人的に、これの使い道は今のところ思い浮かばない。

    動画
    ムービーで見てみよう。左のムービーが従来の拡大を行った場合、右のムービーが「コンテンツに応じて拡大・縮小」を行ったもの。建物の大きさの変化に注目してほしい
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