米Microsoftは、Windowsの予期せぬ再起動時に表示されるエラー画面、通称「BSOD(Blue Screen of Death:死のブルースクリーン)」のユーザーインターフェイス改善に取り組み始めた。
同社はWindows Insiderプログラムにおいて、Windows 11のデザイン原則により適合した新デザインのテストを開始した。この改善は、ユーザーがより迅速に作業へ復帰できるよう、合理化されたユーザーインターフェイスの提供を目指すものである。
「Windows 11 Insider Preview Build 26120.3653」(Beta Channel)でプレビューされている新デザインでは、従来表示されていた顔文字とQRコードが廃止され、技術的な情報のみが表示される形式に変更された。新旧デザインを比べると、従来のデザインがトラブル発生を強調し、ユーザーに不安を与える可能性があったのに対し、新デザインはWindowsが問題を制御していることを示唆する情報提供型の表示となっている。
このプレビュー版の画面はグリーン背景であるが、最終的に何色になるかは明らかになっていない。一部のユーザーからは黒い画面も報告されており、過去の経緯からブルースクリーンに戻る可能性も指摘されている。