東芝ライフスタイルは4月19日、「炎 匠炊き(ほのお たくみだき)」真空圧力IHジャー炊飯器の高級モデル「VXT」、中級モデル「VST」の2シリーズ各2機種を発表した。発売は6月上旬。いずれもカラーはグランブラックとホワイトの2色。
価格はオープン。店頭予想価格は高級モデルのRC-10VXT(約5.5合炊き)が74,000円前後、RC-18VXT(約1升炊き)が77,000円前後。中級モデルのRC-10VST(約5.5合炊き)が50,000円前後、RC-18VST(約1升炊き)が53,000円前後。
東芝の真空圧力IHジャーは、お米の浸水時に内釜の中を真空にする独自技術「真空αテクノロジー」で、お米の芯まですばやく吸水させることで、お米の内部まで熱を伝え、つやのあるご飯に炊き上がるのが特徴。保温時には、酸化によるご飯の黄ばみや乾燥を抑え、白米なら最大40時間までおいしく保温できるという。
炎 匠炊きシリーズ自体は1,420Wの大火力で、多段階火力調節も装備。加熱ムラを抑制し、お米の中心までふっくらとした粒立ちのよいご飯にする。
VXTシリーズ(RC-10VXT/RC-18VXT)
高級モデルのVXTシリーズは、コシヒカリ、ひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、ななつぼし、ゆめぴりか、つや姫の7銘柄に合わせて炊き分ける「銘柄炊き分け」を搭載している。
内釜には鍛造かまど備長炭釜を採用し、釜底の厚さは7mm。釜底の中央部分を膨らみ形状にしたことで、効率的に大きな熱対流を起こし、沸騰をより促進。内釜全体に熱が伝わることで加熱ムラを抑え、ふっくらしたご飯を炊き上げる。
内釜のコーティング外面は備長炭入り遠赤外線コートで、コーティング内面はダイヤモンドチタンコート。気圧コントロールは0.5~1.2気圧(保温時0.6気圧)。
炊飯コースは、白米・無洗米が、甘み炊き、ねらい炊き3通り、早炊き、エコ炊飯(出荷時コース)、おかゆ、炊込み、少量、お弁当。食感炊き分けが、本かまど炊き分け5通り。その他が玄米(本かまど、白米混合炊き分け3通り、おかゆ)、麦ご飯、雑穀米。調理コースとして温泉卵も作れる。
本体サイズと重さは、RC-10VXTがW296×D330×H226mm(ふた開時は高さ440mm)で約5.7kg、RC-18VXTがW300×D364×264Hmm(ふた開時は高さ508mm)で約7.0kg。電源コード長は1m。自立式のしゃもじ、計量カップが付属する。
VSTシリーズ(RC-10VST/RC-18VST)
中級モデルのVSTシリーズは、銘柄炊き分け機能が、コシヒカリ、ひとめぼれ、ヒノヒカリ、あきたこまち、ななつぼしの5銘柄に対応したモデル。
内釜に鍛造かまど銅釜を採用し、釜底の厚さは5mmだ。コーティング外面は銅コートで、コーティング内面はダイヤモンドチタンコート。気圧コントロールは0.6~1.05気圧(保温時0.7気圧)。
炊飯コースは、白米・無洗米が、甘み炊き、ねらい炊き3通り、早炊き2通り、エコ炊飯(出荷時コース)、おかゆ、炊込み、少量、お弁当。食感炊き分けが、本かまど炊き分け5通り。その他が玄米(本かまど、白米混合炊き分け3通り、おかゆ、そくうま)、麦ご飯、雑穀米。調理コースは温泉卵と豆腐。
本体サイズと重さは、RC-10VSTがW296×D330×H226mm(ふた開時は高さ440mm)で約5.4kg、RC-18VSTがW300×D364×H264mm(ふた開時は高さ508mm)で約6.7kg。電源コード長は1m。自立式のしゃもじ、計量カップが付属する。
VXT/VSTシリーズとも、本体の天面部は手入れのしやすいフラットタイプ。凹凸が少ない内ぶたと内蔵蒸気口を採用し、内ぶたと内蔵蒸気口はどちらも丸洗いできるのでお手入れしやすい。
操作は天面のタッチパネルで行う。VXTシリーズの表示部はブラックのバックライト液晶で、VSTシリーズの表示部はグレーだ。
このほか、東芝の炊飯器としてはじめてフックボタンに抗菌加工を施し、清潔性を向上させた。安心機能として「キーロック」を追加し、小さな子どもが間違えて操作するのを防ぐ。