カシオ計算機から2021年8月発売の時計新製品が発表された。一番の注目アイテムは、ファンの間で「カシオーク」の愛称で呼ばれる人気モデル「GA-2100」のメタルカバードモデル。しかも通常サイズに加え、ジェンダーレスのミドルサイズも同時に発表された。掲載した価格はすべて税込み、8月発売予定。
「GA-2100」に待望のメタルカバードモデル「GM-2100」登場!
G-SHOCKの初代モデル「DW-5000C」のオクタゴンベゼルを継承、デザインされた液晶窓が特徴の「GA-2100」。素材にカーボン繊維入りファインレジンを使用した厚さ11.8mmのスリムケースも好評のニュースタンダードG-SHOCKに、待望のメタルカバードモデル「GM-2100」が登場。
ラインナップは4色で展開。シルバーの「GM-2100-1AJF」は26,400円。以下、ネイビーの「GM-2100N-2AJF」、シルバー/レッドの「GM-2100B-4AJF」、シルバー/ダークグリーンの「GM-2100B-3AJF」は各28,600円。価格の高い3本のモデルはケースにIP処理が施されている。いずれも8月21日発売。
ケース外装と文字板にステンレス素材を採用。ベゼルには円周状のヘアライン仕上げ、文字板にはヘアライン処理に加え蒸着を施した。一方、側面はミラー面として処理、立体感と高級感を付与している。
バンドはウレタン製。高度な金型技術で、徐々に変化するチェッカーパターンのテクスチャーをモールド。カジュアルな印象ながら上質なイメージを与えている。
ケースサイズは49.3(縦)×44.4(横)×11.8(厚)mm。GA-2100が48.5×45.4×11.8mmなので、縦横の比率が微妙に異なっている理由は、GM-2100が「メタルカバード耐衝撃構造」を採用しているからだろうか。
重さは72g。GA-2100より21g重い。電池駆動(電池寿命3年)をはじめ、針退避機能やダブルLEDライト(スーパーイルミネーター)など、時計としての機能はGA-2100と同等。
ミドルサイズケースの「GMA-S2100」をメタルカバードに!「GM-S2100」
G-SHOCKのニュースタンダードGA-2100をより多くの人に、多くのシーンで使って欲しいと考えて生まれたミドルサイズケースモデル「GMA-S2100」。男性女性を問わず使えるジェンダーレスモデルとして、あるいはジャケットや普段着の袖にすっきり納まるカジュアルウオッチとしても人気のモデルだ。
そのコンセプトを受け継ぎながら、メタルカバードモデルとして誕生したのが「GM-S2100」だ。ケースサイズは45.9(縦)×40.4(横)×11.0mm(厚)。GMA-S2100の形状をより小型化しつつ、ベゼルカバーにステンレス素材を採用。上記のGM-2100と同じく、外装を金属とすることで大きく質感を向上させている。
ただ単純に形状を縮小するのではなく、インデックスにミラー面を入れたり、ウレタンバンドの表面をシンプルでシックなフラット面にするなど、小型化したからこそ際立つディテールや質感の違いといった見どころを惜しげもなく投入。文字板に沿って円周上に入れたヘアラインでベゼルのIP加工の濃淡を表現、文字板にも蒸着処理を施し、気負いのない華やかさとゴージャス感を身に付けた。
重さはわずか55g。電池駆動(電池寿命3年)をはじめ、針退避機能やダブルLEDライト(スーパーイルミネーター)など、時計としての機能はGMA-S2100と同等。
計3モデルで展開。価格はシルバー/グリーン「GM-S2100-3AJF」が24,200円。ブラック「GM-S2100B-8AJF」とピンクゴールド「GM-S2100PG-1A4JF」が各26,400円。ブラックおよびピンクゴールドのモデルのケースにはIP処理が施されている。
本家「GA-2100」に新色のアースカラーが登場
本家「GA-2100」にも、シックなアースカラーのモデルが登場。ケースとバンドが、どんなスタイルのファッションにも合わせやすいマットなネイビー(GA-2100-2AJF)、ベージュ(GA-2100-5AJF)、ホワイト(GA-2100-7AJF)をラインナップ。各モデルとも文字板はブラック。
時計としての機能はGA-2100と同様。針退避機能や文字板と液晶を照らすダブルLEDライト(スーパーイルミネーター)などを搭載する。
海水や潮風に強く、疲労感も少ないチタンバンドの「PRT-B70」
本格派アウトドアウオッチ「PRO TREK」。その中でも伝統的なPRO TREKらしいギア風デザインを継承する20気圧防水シリーズ、アングラーライン「PRT-B70」にチタンバンドモデル「PRT-B70T-7JF」(46,200円)が登場。耐傷性に優れたブラックIPをバンドに施した「PRT-B70YT-1JF」(51,700円)もラインナップする。
アングラー(釣り人)が海上で使用することを想定して、サビに強く軽量なチタンバンドを採用。わずか103gの重量は、アウトドアシーンはもちろん、普段使いでも疲れない。
ガラス繊維入りファインレジン製のケースや反転液晶を用いたデジタル表示によって、精悍なデザインを実現。デザインの特徴でもあるアルミ製の大型回転ベゼルと組み合わせたワイド文字板には、大型アロー針を採用、視認性にもこだわっている。
Bluetoothでスマートフォンと連携し、専用アプリ「PRO TREK Connected」からさまざまな操作が可能。方位、高度・気圧、温度、歩数を計測可能なクワッドセンサー、針退避機能、ワールドタイム、スーパーイルミネーター、消費カロリー表示などなど、高度な機能・性能はベースモデルと同様だ。駆動は電池式で、電池寿命は2年。
登場間もない「MSG-B100」に、早くも新色!
アクティブで洗練された女性にアピールするBABY-Gのサブブランド「G-MS」(ジーミズ)。その新作で、2021年6月に発売されたばかりのスマートフォンリンク対応モデル「MSG-B100」に早くも新色が登場。
新色はベーシックでコーディネートに取り入れやすいブラックの「MSG-B100G-1AJF」(35,750円)、ネイビーの「MSG-B100G-2AJF」(35,750円)、ピンクの「MSG-B100-4AJF」(33,550円)という3モデルをラインナップ。バンドはウレタン製。
機能や性能はベースモデル「MSG-B100」と同様。スマートフォンとBluetoothで接続し、専用アプリ「BABY-G Connected」で連携する。BABY-G Connectedは、自動時刻修正に加え、ワールドタイムの簡単設定やホームタイム/ワールドタイムの表示入れ替え、スケジュールや約束をお知らせするリマインダー機能、任意の場所でボタンを押すとその場所と時間をアプリに保存し、スマホでいつでも見ることができるタイム&プレイス機能など備える。タフソーラー駆動も便利。
G-SHOCKにジェンダーレスモデルが誕生するなど新たな動きは、今後のレディースウオッチ、特にG-SHOCK同様の方向性を内包するBABY-GやG-MSのスタイルに影響を与えそうだ。そういった意味で「ピンク」はスピーディーにイメージの差別化を図れるカラーであり、CMS展開を考慮したMSG-B100の設計もこれに寄与したと思われる。