ファーウェイ・ジャパンが、ノートPCやタブレット、スマートウォッチなどを一斉に発表しました。スマートウォッチの「HUAWEI WATCH 3」は8月以降の発売で、推定市場価格はスポーツモデルが50,380円、クラシックモデルは54,780円となっています。
HUAWEI WATCH 3は、健康管理機能とフィットネス管理の機能が充実したスマートウォッチ。他のスマートウォッチ製品と比較して長時間寿命であることが特徴のひとつです。
スマートモードで3日間、超長時間バッテリー持続モードなら約14日間という長時間駆動を実現しています。腕時計として実用的な使い方ができるのが(充電の頻度が低い)、HUAWEI WATCHシリーズのいいところです。
そうした特徴はそのままに、さらにスマートウォッチらしくなったのが今回のHUAWEI WATCH 3です。
OSにはファーウェイのHarmonyOS 2を採用。それによって、アプリを直接ウォッチ上にインストールできるようになりました。ファーウェイのスマートフォンやタブレットにも採用されているHarmonyOS 2ですが、HUAWEI WATCH用にカスタマイズされていますが、それでもアプリで機能追加できるようになったのは大きな強化点です。
日本向けには、例えば自転車ナビアプリの「自転車NAVITIME」が対応しており、スマートフォンで検索したルートのナビを実行すると、HUAWEI WATCH 3上に次のポイントまでの距離と、どの方角に曲がるか、といった情報を表示してくれます。
デザイン性も向上しています。1.43インチAMOLEDディスプレイを搭載したヘッド部は時計らしい円形で、全体的に丸みを帯びてクラシカルな時計のたたずまい。画面のタッチ操作に加えて、側面のボタンと回転式クラウン(リューズ)があり、リューズを回転させる操作にも対応しています。高級感があるので、腕時計としての完成度が高まったという印象です。
ヘルスケア機能では新たに、身体の表面温度を測定する機能を搭載しました。あくまで表面温度なので、環境の影響を受けやすいのですが、継続的に体温測定をすることで健康状態のチェックには使えそうです。通常の室温では表面温度は32~34度程度とのことで、体温より低めに出るようです。昨今の情勢を踏まえた「手洗い検知機能」も面白そうです。
従来通りの心拍数、睡眠、血中酸素レベルといったモニタリングに加え、転倒検知機能を備えました。HUAWEI WATCH 3を装着している人が倒れたとき緊急連絡先に通知する機能で、安心感を高めてくれます。ワークアウトのモードは100種類上ということで、多くの運動に対応できます。
もちろん、Bluetooth経由でスマートフォンと接続して音声通話をしたり、通知を受け取ったり、音楽を保存して再生したりと、スマートウォッチとして機能も充実。残念ながら決済機能は搭載していませんが、一通りの機能はカバーしていて、しかもバッテリー切れをそれほど気にせず、普段使いできる点が大きな優位点でしょう。