アユートは、Astell&KernとCampfire Audioが初めてコラボし、限定生産するイヤホン「AK SOLARIS X」の発売日を7月16日に決定した。国内30台限定で、価格は19万9,980円。直販サイト「アキハバラe市場」と、e☆イヤホン、フジヤエービックで取り扱う。
米国の高級イヤホンブランドであるCampfire Audioが、Astell&Kern(AK)のポータブルプレーヤー向けに特別なチューニングを施した新イヤホン。「Campfire Audioの技術の集大成であり、バランスの取れたBAドライバーと最適化されたダイナミックドライバーを統合したハイブリッドシステムによって、Astell&Kernの深く豊かなサウンドを忠実に再現する」としている。
6月の発表当初、発売日や製品の仕様は後日アナウンスするとしていたが、今回正式に発表した。
Campfire Audioのハイブリッドイヤホン「SOLARIS」をベースとしており、ユニット構成は、高域用、中域用のバランスド・アーマチュア(BA)ドライバーが各1基。特別設計した新カスタムBAドライバーを採用している。中低域用のカスタム10mm径ダイナミックドライバーも1基搭載する。
高域用のBAドライバーは、従来機種よりも小型のカスタム品を採用し、広帯域にわたりパフォーマンス向上を実現する。さらに、Campfire Audioの特許技術・T.A.E.C.(Tuned Acoustic Expansion Chamber)と組み合わせることで、ドライバーの音量を調整してパフォーマンスを最適化。「スムーズで伸びやかな高音域」を追求した。
ほかにも、極性調整チャンバー「Polarity Tuned Chamber」によってダイナミックドライバーの音響性能を最適化しており、より深い低音域を再現。3Dプリントによるアコースティックチャンバーを組み込むことで、各ドライバーユニットが可能な限り最高のオーディオ品質を提供できるようにしたという。
付属のケーブルには、AK SOLARIS Xの性能を最大限引き出すために4N(純度99.99%)の導体を4本使った純銀リッツケーブルを採用しており、長さは約120cmで、入力は2.5mm 4極バランスプラグ。3.5mmアンバランスに変換するケーブル(約4cm)も同梱する。なお、ケーブルは着脱可能で、イヤホン側の端子は耐摩耗性を備えたベリリウム/銅のMMCX。
周波数特性は5~20kHz、感度は94dB、インピーダンスは8.1Ω。S/M/Lの3サイズのCampfire Audio Marshmallowイヤーピースやシリコンイヤーピース、XS/S/M/L/XLの5サイズのE-typeイヤーピース、キャリングケース、イヤホンユニットを保護するポーチ、クリーニングツールなどが付属する。