ゼンハイザージャパンは、音楽制作やライブ会場で正確な音を聞き分けるために開発したという、プロ向けの耳掛け型モニターイヤホン「IE 100 PRO」を6月17日に発売する。価格はオープンプライスで、店頭価格は14,300円前後を見込む。カラーはブラック、クリア、レッドの3色。
国内では1月に「IE 100 PRO BT BUNDLE」を数量限定で先行販売しており、IE 100 PRO単体の発売時期や価格は未定としていたが、今回正式に決まった。
「IE 40 PRO」(販売終了)と同じ、10mm径のダイナミック型ドライバーを1基搭載し、ライブやパフォーマンスのための正確なモニタリングサウンドを追求。「パワフルで温かみのある、歪みのないモニターサウンド」を特徴としている。人間工学に基づいた小型軽量なハウジングと、外耳道の深さに対応するイヤーピースで快適な装着感を追求し、最大26dBの遮音特性を実現した。
薄型のモールドと強化されたイヤーフック、既存の「IE 400 PRO」に付属のケーブル(Y型/約1.3m)を採用。リケーブルにも対応しており、耐久性向上のため、上位機種IE 400 PRO/IE 500 PROと同じ独自規格端子を装備する。
入力プラグはL字型の3.5mmステレオミニ。放送局向けに開発したという低ノイズのIE PROシリーズ用モノケーブル「IE PRO MONO CABLE」(7,150円)などの対応アクセサリーが利用できる。
周波数特性は20〜18kHz。最大音圧レベルは115dB、全高調波歪(THD)は0.1%以下、インピーダンスは20Ω。重さは約19g。S/M/Lの3サイズのシリコンイヤーピース、Mサイズのフォームタイプイヤーピース、クリーニングツール、ポーチなどが付属する。
ゼンハイザーは今後、IE 100 PROをBluetooth対応のワイヤレスイヤホンとして使うためのネックバンド型Bluetoothケーブル「IE PRO BT Connector」とIE 100 PROとセットにした「IE 100 PRO Wireless」も国内で発売予定。低遅延なaptX LL(Low Latency)コーデックをサポートする。Bluetoothケーブルは単独販売も行う。