4月22日にリニューアルオープンする、イヤホン・ヘッドホン専門店の「e☆イヤホン秋葉原店」。秋葉原の中央通りに面した新東ビルが、丸ごとe☆イヤホンになる。メディア向けの事前内覧日が設けられ、オープン直前の店内を見ることができた。
秋葉原店は、新東ビルの「本館」と、旧・秋葉原店が入っていたカンダエイトビル1階の「オーダーメイド館」に分かれており、本館ではイヤホン・ヘッドホンをはじめ、多種多様なポータブルオーディオ製品を販売。オーダーメイド館ではカスタムイヤホンを取り扱い、デザイン決めや注文、耳型採取などのサービスを受けられる。
本館ビルは8階建てで、1階〜5階を売場フロアとして展開、6階はイベント開催時のイベントスペースとして使われる。7~8階にはe☆イヤホンのオフィスが入る。
秋葉原店本館へのアクセスは、JR秋葉原駅電気街口から徒歩7分、東京メトロ銀座線末広町駅1番出口からは徒歩1分。営業時間は本館・オーダーメイド館ともに11時~20時(年中無休)。開店当初の4月22日~25日のみ、10時開店となる。
-
東京メトロ銀座線 3番出口(浅草方面)から秋葉原店(右のオレンジの看板が見えるビル)に行くには中央通りを渡る。ちなみに、末広町駅は行先によってホームが分かれており、駅構内では直接移動できないため、いったん改札外に出る必要がある
1階は、完全ワイヤレスイヤホンやBluetoothヘッドホンなど、ワイヤレス製品が中心のフロア。ネット注文受取カウンターも開設されている。
専門店というとマニアックな製品が所狭しと置いてあるイメージが浮かぶが、1階は明るくキレイなフロアになっていて、ソニーなどの人気ブランドをはじめとするカジュアルなモデル、買いやすい価格帯の製品が並んでいる。上階に行くにしたがって、高価な製品も登場してくるというフロア構成だ(以下、記事中の販売価格は4月21日の執筆時点のもの)。
2階はさまざまな目的・用途に応じて各種オーディオ製品がまとめられているフロア。ゲーミングイヤホン/ヘッドホン/ヘッドセットや、スポーツ向け製品、テレワーク向け製品などの棚を配置。DJ・音楽/動画制作・スタジオモニターヘッドホンといったプロユースの製品も取りそろえ、このフロアで実機を試聴したり、購入したりできる。
-
IRIVERブランドと「ミニオンズ」がコラボしたBluetoothスピーカーたち
3階に来ると、イヤホン・ヘッドホン専門店ならではのマニアックな製品がズラリ。有線イヤホン/ヘッドホンや、ウォークマン、ハイレゾプレーヤーなどのポータブルオーディオ製品が多数そろっており、イヤーピースやリケーブルといったアクセサリー製品のコーナーも展開されている。さらに、高級ヘッドホンやヘッドホンアンプ・DACなどの試聴スペースもあり、気になる製品をじっくり試聴できる。
-
中級〜高級ヘッドホンのコーナー
-
高級ヘッドホンやヘッドホンアンプ・DACなどの試聴スペース
-
英iFi-Audioのヘッドホンアンプ「ZEN CAN」(上)や、USB DAC/ヘッドホンアンプ「ZEN DAC」(下)といった、比較的手ごろな製品も置かれていた
-
店頭のみの特価販売も。製品によっては、Web上では見られない大幅値下げが行われることもあるそうだ
-
有線イヤホンのコーナー。価格帯別など、こちらもテーマごとにまとめられていて製品選びに役立ちそう
-
フォームタイプのコンプライイヤーピースのコーナー。圧巻の品数だ
-
イヤーピース(SednaEarfitシリーズ)のコーナー。e☆イヤホン PR担当の浜田航氏(はまちゃん)が製品のポイントを解説していた
-
音楽ストリーミングサービスの楽曲も聴けるポータブルオーディオプレーヤーのコーナー
-
Astell&Kernのポータブルオーディオコーナー
4階では中古品やアウトレット品が数多く陳列されており、店員に声をかけて試聴したり、気に入った製品をその場で購入することもできる。ジャンク品コーナーで掘り出し物を探してみるのも楽しそうだ。
-
4階 中古・アウトレットフロアには、ヘッドホンの中古品が所狭しと並ぶ
-
ポータブルオーディオプレーヤーの中古品も多数取りそろえる
-
フロアの中央には試聴スペースが広々と取られている
売場フロアとしては最上階となる5階は買取センターのほか、故障したイヤホン・ヘッドホンの修理受付コーナーを用意。手持ちのポータブルオーディオ製品をカスタマイズしたい人の相談にも乗ってくれる。
-
5階の買取センター・修理受付・カスタマイズ相談コーナー
-
店内奥の階段。狭く角度も急なので、足腰に自信がある人も上り下りするときは注意したほうが良さそうだ
最後に、リニューアルオープンする秋葉原店で一番高い製品を担当者に聞いてみたところ、ヘッドホンでは中国HIFIMANの平面磁界駆動型ヘッドホン「SUSVARA」(59万4,000円)、イヤホンでは香港Rhapsodioブランドの6BAイヤホン「Infinity MK2」(39万6,000円)になるとのこと。普段はなかなかお目にかかることのできないマニアックな製品を気軽に試せるのも、専門店ならではの魅力といえるだろう。
-
中国HIFIMANの平面磁界駆動型ヘッドホン「SUSVARA」(59万4,000円)
-
香港発・Rhapsodioブランドの6BAイヤホン「Infinity MK2」(39万6,000円)
-
ソニーの高級オーディオ製品も試聴可能。手前はSignature Seriesの据え置き型オーディオプレーヤー「DMP-Z1」、奥はDAC内蔵ヘッドホンアンプ「TA-ZH1ES」
-
ソニーの超ド級パワードスピーカー「SA-Z1」(WEB本店価格:77万円)もあった