mineoでは「マイネ王」というコミュニティサイトを運営している。主要コンテンツには、スタッフが有益な情報を投稿したり面白い企画を実施したりする「スタッフブログ」のほか、ユーザー同士が情報交換する「Q&A」、回線の増強予定ほか事業計画のデータなどを公開する「公開データ」、ユーザー同士でパケットを融通し合う「フリータンク」など、他社にはないユニークなものが多い。

上田氏は、このマイネ王の重要性について「mineoの成長エンジン。サービス改善を提案するアイデアファームに投稿された声が、そのままサービスに活かされた例も多い」と説明する。

「通信サービスは、ややもすると"データ"という無機質なものを送るだけのサービスになりがち。mineoでは、『こんな嬉しいことがあった』など利用者の温かい感情を運べるサービスを目指している。それにはマイネ王が欠かせない」と総括した。

「mineoの成長エンジン」と評価されている、コミュニティサイト「マイネ王」。解約率の低下にもつながっている

ドコモ/KDDI(au)対応のマルチキャリア端末を追加

mineoではNTTドコモ、KDDI(au)のどちらの回線にも対応したマルチキャリア新端末として、新たに「ZenFone 3」「ZenFone 3 Laser」「MediaPad T2 8 Pro」をラインナップに追加する。

発売日はいずれも2月1日の予定で、端末価格は「ZenFone 3」が39,600円、「ZenFone 3 Laser」が27,600円、「MediaPad T2 8 Pro」が22,800円(いずれも一括払いの場合、税別)。これに加え、2017年春には5.0インチの新型スマートフォンの投入も予定しているという。

5.5インチのZenFone 3 Laser。ハイコストパフォーマンスの端末で、カメラにもこだわりの機能が搭載されている。指紋認証センサーを搭載。価格は27,600円

5.2インチのZenFone 3。指紋認証センサーを搭載、ハイレゾに対応、デュアルSIMデュアルスタンバイ(DSDS)に対応。価格は39,600円で、ハイエンドモデルに位置付けられる

8インチタブレットのMediaPad T2 8 Pro。心地よさを追求したデザインが特徴。画面を2分割で表示できるマルチスクリーンに対応している。価格は22,800円