HUISを使用するには、手持ちのリモコンの登録が必要。設定画面を表示したら、まずはテレビやレコーダーなど「家電ジャンル」を選択、次に「メーカー」を選ぶ。最後に「動作をテスト」という画面が表示されるので、電源がオンオフできるか試し、機器が反応すれば設定完了だ。しなかった場合は、電源ボタンが反応するまでひたすら「いいえ」ボタンで反応する機器設定を探る。ちなみに我が家では、テレビは1回、ケーブルテレビのセットアップボックスは4回試したら成功した。

まずは「テレビ」「エアコン」など機器の種類を選択、つぎにメーカーを選ぶ

「電源」が反応するかチェック。反応しない場合は「いいえ」ボタンを押し、電源に反応があるまで繰り返す

本体下部にはホームボタンがあり、このボタンを押すと登録したリモコンがリスト表示される。リモコン名は変更可能

各リモコンの主要な機能のみを登録するのも特徴。エアコンでいうと、「暖房/冷房」の切り替えはあるが「左右スイング」など細かい機能は登録されていなかった。これにより、よく使う機能だけが表示されるので、操作に迷いがなくなり使いやすくなった。

照明のリモコンで初期登録されるのは電源ボタンのみ。横に置いているのは照明の純正リモコンだが、本来はたくさんの機能が搭載されている

もちろん「我が家にはあの機能は必要」というものが標準で登録されていないこともある。例えば、筆者はテレビのチャンネルを数字のボタンでパッパッと切り替えるのが好きではないため「番組表」の画面からチャンネルを変更する。そのため、各チャンネルのボタンはなくてもよいが、「番組表」ボタンが必要だ。しかし、HUISに我が家のケーブルテレビを登録したところ、初期画面では「番組表」ボタンが表示されなかった。こんな場合は、リモコン同士をつないで機能を学習させればよい。

登録されていない機能を追加する場合は、リモコン同士を向かい合わせて機能を「学習」させられる。リモコンを一から学習させることも可能だ

また、リモコンのインタフェースも簡単に変更できるので、「よく使用する機能」をトップ画面にもってくるなど、自分だけの使いやすさを追求できるのも便利。たとえば、我が家なら、普段よく使用する「番組表」ボタンはリモコンの最上位に配置している。

設定画面の「パーツの追加と並べ替え」を選択すれば、「-」マークで機能を削除、「+」で機能を追加可能。順番の並べ替えも簡単にできる

左が登録直後のケーブルテレビ用リモコン画面。右が自分用にカスタマイズしたもの。HUISを使っているうちに、実はリモコンのボタンのうち、ほとんどを使用していないことに気が付いた。家族によっても使う機能は違うので「自分用」「家族用」の設定があっても便利かも