説明書を読まなくても使い方がわかるのが、iPhoneの魅力であり強みです。しかし、知っているつもりでも正しく理解していないことがあるはず。このコーナーでは、そんな「いまさら聞けないiPhoneのなぜ」をわかりやすく解説します。今回は、『急に空き領域がなくなりました!?』という質問に答えます。

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どれだけ注意して使っていたとしても、気を緩めればストレージの空き領域は不足します。つい調子に乗ってビデオを撮影、しかも4Kモード、写真も連写で撮りまくり、アプリは片端からインストールして不要になっても削除せず放置……そんな使い方をしていれば、どれだけストレージがあったとしてもすぐに足りなくなることでしょう。

iPhoneの場合、ときどき発生する「ソフトウェアアップデート」にも注意が必要です。ある程度の空きを確保していたつもりでも、重要なシステムソフトウェアの更新がある場合は自動的にソフトウェアアップデートがダウンロードされるからです。きのうまで1ギガバイトほどの空き容量があったはずなのに、気がつけば残りわずかで警告を受けた、というケースはこのソフトウェアアップデートが原因の可能性大です。

その解決策は、ソフトウェアアップデートを実行するか、ダウンロード済みデータを削除することです。ソフトウェアアップデートには、機能向上以外にもシステムに発見された脆弱性を修復するなど安全性にかかわる更新が含まれますから、早めに適用するほうがベターですが、急ぎの場合はインストールを実行せず削除すれば空き容量が復活します。ソフトウェアアップデートはあとから入手し直せるので、問題とはなりません。

ところで、ダウンロードされたソフトウェアアップデートのファイルサイズを『設定』アプリで調べると、実際の大きさ以上にストレージを圧迫していることがわかります。これは、ソフトウェアアップデートをシステムに適用(インストール)するために、多数のファイルを一時作業領域へ展開しているためで、インストールが完了すれば回復します。

筆者のiPhone 6sを例にすると、ソフトウェアアップデート(iOS 9.3.3)は172メガバイトあり、ストレージ使用可能領域は残り75メガバイトにまで減少しましたが、インストール後に確認したところ使用可能領域は910メガバイトに回復しました。ソフトウェアアップデートは放置せず、早めにインストールしましょう。

ソフトウェアアップデートはストレージ上に作業領域を確保するため、早めにインストールしてしまいましょう