Apple Musicに期待が集まっていた機能のうち、歌詞表示機能が再生画面に追加された点は、歓迎すべきだ。
Apple Musicで配信されている楽曲で歌詞表示をサポートしており、米国でも楽しまれるようになっているカラオケの練習にも利用できるようになるだろう。ただ、例えばConnectにアーティストが配信した未発売のトラックで歌詞がどうなるのか、という点については、まだその扱いはわからない。
再生画面のデザインは、ミュージックアプリ全体と同様、より白っぽいデザインに改められている。これまでは、アルバムのカバー画像に合わせた色合いに自動的に調整されていたため、よりクリーンになったという印象を受ける。
ただ、このカバーアートを反映したデザインは廃止されたというわけではない。これまでは背景色全体を変化させていたが、iOS 10のミュージックアプリでは、アルバムのジャケットの影が、カバーアートの色味を帯びるようになったのだ。
また、これはミュージックアプリ以外の音楽再生系のアプリにも適用される変更だが、コントロールセンターにおけるメディアコントロールのデザインも改められている。
これまで、コントロールセンターに狭苦しく収められていた再生コントロールやAirPlayの設定ボタン、ボリュームつまみは、コントロールセンター内に専用のタブが用意され、そちらに移された。
そのため、画面下端から上にスワイプしてコントロールセンターを表示させたら、1枚右のページを呼び出すことで、再生やストップ、トラック送り、音量調整、出力するヘッドフォンやスピーカーの選択が行えるようになった。