ポイント3: SEが持ちやすいのはサイズだけが理由じゃない
6sの画面サイズの大きさによろめきかけている自分がいるが、続いて着目したいのが本体サイズと持ちやすさ。SEは6sに比べ、手が大きくない人でも扱いやすいサイズなのはご存じの通り。片手持ちでも画面の守備範囲が大幅に増え、落としてしまう不安がなく扱える。
先に「一画面あたりの文字数が少ないとそれだけスワイプやスクロールの頻度が多くなる」と述べたが、片手で端末をキープしながら親指で操作できるSEなら、多少のスクロールやスワイプは意外と苦にならない。
そして、筆者がiPhone SEを使っていて一番頼もしく思えたのが、デバイスをホールドしやすい点だ。SEの持ちやすさについてどうしてもサイズの大きさばかりクローズアップされがちだが、ぜひ注目してほしいのがSEと6sの側面デザイン。
6sのエッジがカーブを描いているのに対し、SEは5sの流れそのままに角ばっている。デザインからすると、6sの方が未来的に見えるだろう。
しかし、6sを持つには側面にかかる力がカーブで分散してしまい、ホールドするためには必要以上に手に力をいれないといけない。また6sの側面の仕上げはサラサラしているのですべりやすいのもネックだ。一方、SEの方は側面が平面なので手の力がそのまま端末に伝わりやすく、少ない力でも握っていられる。角もうまく手にひっかかってすべりにくい点も良い。
余計な力を使わずデバイスを持っていられるというのは、筆者のように握力に自信がないユーザーでもありがたい点だ。
結論: 6sユーザーは握力を鍛えるべし