WWDC 2015の基調講演では、オープンから7年が経過したApp Storeに登録されたアプリは150万、累計ダウンロード数は1000億件を突破したことが明らかにされた。ダウンロードは毎秒850件のペース、ユーザは1人あたり119ものアプリをインストールした計算だというから、どれだけ世の中に普及したかわかろうというものだ。

とはいえ、App Storeの検索機能では名称や特徴を把握していないかぎり、150万もの候補の中から目的のアプリをさがすことは難しい。アプリを紹介するWEBメディアの情報も参考になるが、自分が欲しい情報に巡りあえるとはかぎらない。効率よくアプリを探すには、いろいろなルートを用意しておくに越したことはないだろう。

そんなルートのひとつが「位置情報を参考にしたおすすめアプリ」だ。iOSに標準装備の「マップ」で現在地の詳細情報を表示すると、「この近くで人気のApp」という項目に、現在地付近でダウンロード件数が多いアプリが表示される。自宅で表示すれば隣近所に住むiPhoneユーザの、駅周辺で表示すればその駅で乗降したiPhoneユーザのダウンロードしたアプリがわかるのだ。

この機能を応用すると、旅行や出張で訪ねる予定の地域でニーズが高いアプリがわかる。箱根や伊豆といった有名観光地、すべて回るには数日必要な巨大テーマパークなどを「マップ」で検索し、その詳細情報欄に表示されるアプリを見れば、"ご当地人気アプリ"がわかるだけでなく、その場所でどのような情報が求められているか、ひいてはどのような準備が必要かが推測できる。特にはじめて訪ねる土地の場合は、チェックする価値があるだろう。

操作手順をカンタン解説

1これから訪ねる土地を「マップ」で検索し、表示された土地のピンをタップ、吹き出しの「>」をタップして詳細情報を表示する

2 目的地付近の人気アプリが表示される

3 土地ごとに人気アプリの傾向はかなり変わる。初めて訪ねる土地では参考になるはずだ

(提供:iPad iPhone Wire)