次期「iPad mini」に関する噂もあり、こちらは2015年第1四半期登場とされているが、噂の少なさや現行のAppleのスタンス(サイズ的に近いiPhone 6 Plusの製造をiPadより優先)から考えて、そもそも製品として登場せず、製品ラインナップとして自然消滅へと向かう可能性もある。このあたりは今後半年ほど動向を見守りたいところだ。

また、ロジックボード以外の主要パーツのリーク画像がほかにいくつか流れてきており、Touch IDセンサー搭載やディスプレイガラスの変更など、いくつかの新しいトピックがiPad Air 2には出ている。

iPhoneにはホームボタンにすでに搭載済みのTouch ID

気になるのはTouch IDセンサー搭載の部分で、iPhone 6/6 Plus同様にセキュアエレメント(SE)+NFCアンテナ搭載でApple Pay等のサービスに対応するかという点だが、このあたりの可能性は五分五分といったところだ。

ベトナムのBlogサイトである「Tinhte.vn」で紹介されているAir 2とみられるデバイスの画像によれば、同デバイスの基本デザインは従来のiPad Airに準じており、iPhone 6/ 6 Plusのデザインとは異なっている。

もっとも、iPhone 6/6 Plusで採用されたNFCアンテナパーツはかなり小さいもので、実装しだいでは組み込み不可能ではない。折しも、10月16日のイベントでは「10月開始」を予告したApple Payに関する追加情報を紹介するという噂があり、そのフォローアップの一環としてiPad Air 2でのApple Pay対応をうたう可能性も考えられる。

そして筐体色について、現行のiPad Airが「スペースグレイ」「シルバーホワイト」の2種類なのに対し、Air 2では「ゴールド色」が追加される可能性があるとBloombergが報じている。追加色の噂は少し以前からあったが、もしAir 2で実際にリリースされるのであれば、iPhoneとラインナップを揃える意図があるのかもしれない。