オリンパスイメージングは1月15日、ビジネス向けICレコーダー「Voice-Trek (ボイストレック)」シリーズの新製品として、「V-823」「V-822」「V-821」の3モデルを発表した。高感度の指向性ステレオマイクを搭載し、臨場感のある音を録音できる。24日より発売し、価格はオープン、推定市場価格は「V-823」が15,000円前後、「V-822」が12,000円前後、「V-821」が10,000円前後となっている。

「V-823」

3モデルとも、高感度の指向性マイクを90度の配置で搭載。このマイク配置により、話者の方向や距離感を的確に捉えた臨場感のある音が録音できるという。さらに、ハイエンドモデルの「V-823」は、最新の指向特性制御技術を採用し、10段階のズームマイク機能を備える。

再生機能については、録音データの中から、音声が記録されていない部分を自動でスキップし、必要な部分のみを効率的に再生できる「声だけ再生」機能(V-821は非対応)や、再生を止めると自動的に3秒前に戻り、聞き逃した箇所を何度も再生できる「文字起こし」モードを備える。

本体底部にスライド式のUSB端子を搭載しており、ケーブル不要でパソコンにデータ転送を行える。内蔵メモリは「V-823」が8GB、「V-822」が4GB、「V-821」が2GBで、それぞれ最大32GBまで対応のmicroSDカードスロットを搭載する。

本体底部にUSB端子を搭載

最大32GBまで対応のmicroSDカードスロットを備える

電源は単4形アルカリ乾電池1本で、最長37時間の連続稼働が行える。V-823とV-822は本体内充電機能を備えており、単4形ニッケル水素充電池への充電が可能。

このほかの主な仕様は共通で、本体サイズはW40.6×D15.1×H101mm(最大突起部含まず)、重量は54g(電池含む)。スピーカーサイズが直径18mm、実用最大出力が150mW(スピーカー8Ω)となっている。接続インタフェースはヘッドホン出力(3.5mmステレオミニ)、マイク入力(3.5mmステレオミニ)を備える。

記録形式はリニアPCM(V821は非対応)、MP3、WMAに対応する。記録時間は、リニアPCM録音時でV823が約11時間30分、V822が約5時間45分(ともに44.1kHz/16bit)。MP3形式時でV823が約65時間、V822が約32時間30分(ともに256kbps)、V821が約21時間30分(193kbps)。WMA形式時でV823が約1,980時間、V822が約1,000時間、V821が約493時間(いずれもモノラル8kbps)。

カラーバリエーションは、「V-823」がブラックとゴールドの2色、「V-822」がブルー、レッド、ホワイトの3色、「V-821」がシルバー、ピンク、ライトブルーの3色をラインナップする。

「V-822」

「V-821」

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