Evernoteは18日、都内で「Evernote Businessセミナー」を開催した。Evernote Businessは中小規模の企業・団体向けクラウドサービス。そのため、会場には中小企業の経営者の姿が多く見られた。同セミナーではEvernote CEOのフィル・リービン氏やEvernote Japanジェネラルマネジャーの井上健氏らが登壇し、Evernote Businessの特長や活用事例を紹介した。

リービン氏が特長を紹介

説明会の冒頭、登壇したフィル・リービン氏は参加者に「みなさんは日々、冒険に出ているような気持ちを味わっておられると思います。経営者は従業員を保護しつつ、難しい決断を毎日のように下していかなくれはならない」と切り出した。「Evernote Businessは、個人向けに開発したアプリをビジネスに転用したものです。弊社のような、知識労働をメインにした中小規模の会社に利用していただければと思います」。5人のメンバーで創業したEvernoteは、現在300人ほどの従業員を抱えているという。

登壇し挨拶するEvernote CEOのフィル・リービン氏。「Evernoteは、人間の第2の脳となり得るツール。世界をより賢くしたい」と語った

Evernote Businessがローンチしたのは、わずか3カ月前のこと。しかし、グローバルではすでに5000社以上が利用し始めているという。それを踏まえつつ、リービン氏はこうも語る。「Evernote Businessは、自分たちが思っていることをそのまま商品にしたものだが、万人向けとは言えないかもしれない」。そして「Evernote Businessを使って生産性を上げるため」に、以下の4つのキーワードがポイントになると語った。